牛脂の賞味期限の目安は?腐るとどうなる?冷蔵・冷凍で日持ちさせる保存法も紹介!
牛脂の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、牛脂の賞味期限を〈製造方法・保存容器〉別に比較し、賞味期限切れでもいつまで食べられるのかも紹介します。牛脂の賞味期限を伸ばす保存法や、期限切れ・腐るとどうなるかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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牛脂の賞味期限は長い?短い?
牛肉を購入すると無料でもらえる牛脂には賞味期限が記載されていませんが、牛脂の賞味期限はどれくらいでしょうか。肉を購入してすぐに使うなら問題ありませんが、長期保存するときには目安が欲しいものです。ここでは牛脂の保存方法や賞味期限について紹介していきます。
牛脂には賞味期限の表示がない
スーパーや精肉店でもらえる牛脂の袋には、賞味期限も消費期限もなく簡単に袋に入った状態で涼しい場所に置かれています。賞味期限などが表示されていない理由は、包装時の表示可能面積が30平方センチ以下であるため、期限記載の義務から外れるためです。(※1)
後ほど紹介しますが、期限は表示されてはいないものの牛の脂なので腐ることもあります。的確な保存をして長期保存をするか、早めに使い切った方が良いでしょう。
牛脂の賞味期限の目安は?
もらってきた牛脂を使いきれずにしまっておくことがあれば、賞味期限の目安を確認しておきましょう。牛脂には保存の容器や製造方法によって期限の目安が異なります。ここでは牛脂の賞味期限の目安を紹介するので、参考にしてください。
牛脂の【保存容器別】の賞味期限の目安
牛脂は入っている容器によって賞味期限がそれぞれ異なり、容器ごとに賞味期限には以下のような違いがあります。
・プラスチック、袋入りで冷蔵庫:5日
・瓶入り:2〜3ヶ月
・缶入り:半年
牛脂の保存容器で缶詰は存在しませんが、業務用の一斗缶が販売されており、飲食店などで使われているほか多量に使用する家庭では使われているようです。一斗缶は入っている量が多く、蓋ができるため牛脂が酸素に当たる面が小さいことから賞味期限も長くなります。一方小さい容器である缶詰は、一度開けると酸素が触れる面が大きくすぐに酸化します。
このことから、長期保存するときにはできるだけ酸化させないような容器にするか、密封して保存するのが好ましいと言えるでしょう。しかし、一般家庭で一斗缶の量の牛脂を半年の間に使い切ることはあまりないので、小さい容器で使い切れるものを選んだ方が得策と言えます。
牛脂の【製造方法別】の賞味期限の目安
牛脂には精製されたものと未精製のものがあり、期間ははっきりしないものの賞味期限がそれぞれ異なります。スーパーなどでよく見かける四角や円柱状の形になったものは精製された牛脂で、加工されたものです。精製されていないものより比較的日持ちするようになっているので、使うまで時間がかかるならこちらを選ぶのが良いでしょう。
精製されていない牛脂の場合は牛肉の脂をそのままカットしたもので、精肉店などでもらえることがあります。人工的に加工されていることが気になる場合や、たっぷりの量を使いたい時は未精製のものを選ぶのがおすすめですが、精製されたものよりも日持ちしないので注意しましょう。
牛脂の賞味期限切れは食べられる?
賞味期限や消費期限の表示がない牛脂ですが、賞味期限切れの牛脂は食べられるのでしょうか。賞味期限はどのように定められているかを知っておくことで、食べられるかどうかも判断しやすくなるでしょう。ここからは、賞味期限の定義について説明します。
賞味期限の定義
賞味期限や消費期限は厚生労働省と農林水産省の定める基準によって決められています。賞味期限は、定められた方法に従って保存した場合に、その食品に期待されるすべての品質を十分保っていると認められる期限のことを指します。官能試験や微生物、理化学検査から算出された期限の日数に、およそ0.8の安全係数をかけて決められるのが一般的です。(※2)
牛脂が賞味期限切れでも腐ってなければ問題ない
賞味期限はあくまでも目安であり、前述した通り安全係数もかけた数字が表示されるので、実際には賞味期限を過ぎても食べられることが多いです。(※3、4)
そのため牛脂の賞味期限が切れてしまった場合も、実際に腐っていなければ使用しても特に問題はありません。ただし、あまりにも賞味期限を過ぎて保存してあるものは、酸化や見えない腐敗が起きている可能性があるので使用は避けた方が無難です。