イーストフードとは?危険性・健康へ害はある?パン作りにおける役割など解説!
イーストフードとは何かを知っていますか?パン作りに使われる添加物ですが、どのような目的があるのでしょうか?今回は、イーストフードのパン作りにおける役割や、懸念されている危険性・体への害について紹介します。イーストフード同様に懸念視されている「乳化剤」についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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イーストフードには、不安要素の残る成分もあるようですが、実際には一日の許容量を上回る程大量に食なければ心配はないと言われています。厚生労働大臣が認めている食品添加物は、指定制度というルールに則り表示するため危険性はないようです。実際の危険性については定かではなく、思い込みで危険視している方もいるでしょう。
大手パン業界でもイーストフードは、仮に危険なのは大量に食べた場合のみと情報を発信し、安全な使用量を守り作られているパンは、極端に心配をする必要はありません。
しかし、専門家の中でもイーストフードの危険性や安全性についての意見が分かれているのも事実です。厚生労働省で表示を認められており、許容量も守られていれば安全だという意見もあります。逆に危険視する人は2種類以上のイーストフードを同時に使うことで、どのような化学反応が起きるか安全性が定かではないという理由のためです。
イーストフード同様に懸念視される「乳化剤」とは?
イーストフードと同様に、「乳化剤」という言葉も食品の加工する際によく聞きます。パン作りなどイーストフードと同じように添加される食品の中で、「乳化剤」はどんな役割を果たしているでしょうか。健康への心配があるのかも合わせて紹介します。
乳化剤のパン作りにおける役割
乳化剤の役割は、水と油といった混ざりにくいものを、混ざりやすくするよう助ける役割が一般的でしょう。パンを作る過程で小麦粉を混ぜる際に水分と油分をいれますが、それぞれだけでは混ざりにくく、ムラになります。そこで、乳化剤を利用することで材料を混ぜやすく、なめらかにすることができるのです。
乳化剤を入れることで油分を生地全体になじみ、油分がまんべんなくいきわたり水分の蒸発を防ぐため、パンやケーキなどがしっとりした食感を保てるのです。また、発酵などの過程ででた炭酸ガスの気泡を生地の中で維持する働きもあるので、ふんわりした食感の維持にも一役買っています。
ホイップクリームのホイップ状態を維持できたりするのはこの役割があってこそでしょう。
乳化剤も一括表示が認められており懸念視されているが危険とする根拠はない
乳化剤もイーストフード同様一括表示が認められており、種類は次の通りです。
・グリセリン脂肪酸エステル
・ショ糖脂肪酸エステル
・ソルビタン脂肪酸エステル
・ポリソルベート
・ステア路いる乳酸カルシウム
・レシチン
こちらも日本国内で表示が認められている食品添加物ですが、これら乳化剤は食品由来の原料から作られています。例として、卵や大豆、砂糖などがあげられ、食品そのものをそのまま利用するのではなく、そのうちの成分を乳化剤として利用しています。
乳化剤が使用されている食品はたくさんあり、代表的なものはパンやケーキですが、アイスやチョコレート、意外にも練り物などにも利用していることは知っているでしょうか。食品衛生法でも認められており、乳化剤を極端に危険視する必要はないでしょう。健康に影響はほとんどみられていない点からも、心配はいりません。
イーストフード・乳化剤など添加物に過敏になる必要はなし
イーストフードとは、パン作りなどに欠かせない食品添加物です。様々な情報で、イーストフードや乳化剤は危険であるといわれてはいますが根拠がないのも事実です。イーストフードとは日本の食品に使用が認められており、許容量も設けられており心配はいりません。表示そのものに過敏にならずに、おいしい食品をいおいしく頂いてみてはいかがでしょうか。