じゃがいもの冷凍での保存方法・期間は?美味しさ長持ちのコツやレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】じゃがいもの冷凍保存の正しい方法・手順を知っていますか?今回は、じゃがいもの〈カット済み・マッシュ〉での冷凍保存の方法・期間や解凍のコツも紹介します。便利で長持ちですが不安を感じたら、変色での賞味期限の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
冷凍したじゃがいもの解凍方法
冷凍保存したじゃがいもを使う時の解凍はどのようにすればよいのでしょうか。味が落ちない方法を見ていきましょう。
①カットして保存した時の解凍方法
カットして保存したじゃがいもは解凍する時に水が出ます。水が出ると味が落ちてしまうので凍ったまま調理するのがポイントです。
一度加熱処理してあるので煮くずれしやすく、味が染み込みやすくなっていますので、煮込み料理などでは調理の最後に凍ったまま入れましょう。フライドポテトなどの揚げ物は、凍ったまま揚げるとカラッと仕上がります。
②マッシュ状で保存した時の解凍方法
マッシュ状にして冷凍したものは、解凍して使います。冷蔵庫で自然解凍すると食感が変らないのですが、急ぐ場合は電子レンジの解凍機能を使っても大丈夫です。
冷凍じゃがいもの賞味期限が不安な場合とは?
冷凍したじゃがいもの保存期間は1ヶ月程度ありますが、解凍後に黒く変色したり、賞味期限として不安を感じることがあります。腐ったじゃがいもの見分け方を紹介しますので、参考にして下さい。
解凍後に黒く変色
じゃがいもにはチロシンというアミノ酸の一種が含まれています。このチロシンが空気に触れて酸化するとチロシナーゼという酵素が働きメラニンに変わります。メラニンは黒い色素なので、じゃがいもが黒く変色する原因となります。冷凍状態では酸化しませんが、冷凍庫から出すと酸化が始まり黒くなることがあります。
黒くなったから腐ったという訳ではないでのすが、見た目においしそうではなくなってしまいます。チロシンは水に溶けるので、じゃがいもを切った時に水にさらすと解凍後に変色しにくくなります。
(*じゃがいもが黒く変色することについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
腐ったじゃがいもの特徴・見分け方
では黒く変色したじゃがいもが腐っているかを見分けるにはどうしたら良いでしょうか。悪くなっていて食べるには適さないじゃがいもの特徴を見てみましょう。
・大量の芽が出ていて、緑色になる
・触るとフニャフニャして柔らかく、皮がしわになっている
・カビのような臭いがしたり、カビが生えている
・黒っぽかったり、赤っぽく変色している
・酸っぱい味がする
・茶色っぽい汁が出る
多少柔らかくなったり、小さな芽が出始めた状態では食べられなくはないですが、このような状態になったら腐っているので食べないように注意しましょう。
(*腐ったじゃがいもの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)