じゃがいもが柔らかいのは腐ってる?食べられる?見分け方や消費レシピも紹介!
【管理栄養士監修】じゃがいもが柔らかくなったことはありませんか?腐っているのでしょうか?今回は、じゃがいもが柔らかい原因や対処法にくわえ、柔らかくなるのを防止する保存方法を紹介します。柔らかいじゃがいもを消費できるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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じゃがいもが柔らかいのは腐ってる?原因は?
じゃがいもが柔らかくなってしまう原因と食べるときの注意事項、腐っているかの見分けポイントを詳しく説明します。
柔らかいじゃがいもは食べられる
新鮮なじゃがいもはしっかり固さと皮のハリがあるため、触った時に柔らかいと腐ってしまったのかと心配になるかもしれませんが、腐っているわけではありません。
収穫後のじゃがいもは時間が経つにつれて柔らかくなり、その後芽が出てきます。どのじゃがいもでも保存期間が長くなるにつれて同じようになるため、柔らかいじゃがいもは気にせず食べることができます。
(*じゃがいもがぶよぶよしている場合は食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
柔らかい原因は水分の抜け
柔らかいじゃがいもは皮がシワシワになっているものがほとんどですが、これは水分が抜けたことでハリがなくなったからです。シワシワになった溝の部分から芽が出てきて、成長を始めるためどんどん水分も抜けて腐っていきます。そのため、水分が抜けて柔らかいじゃがいもは早めに消費するのがおすすめです。
芽が生えている・皮が緑色の場合は要注意
柔らかいじゃがいもは食べることができますが、芽が出てきたときには要注意です。じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれていて、食べると食中毒を起こし最悪の場合死に至ります。このソラニンは加熱しても死滅しないため、芽が出ている時は包丁の根元やピーラーの芽取り部分で芽の周り1㎝程度を抉り取るように取り除いてから調理しましょう。
基本的にじゃかいもの皮は黄色や茶色っぽい色ですが、たまに緑色の皮のじゃがいもがあります。この場合、皮全体にソラニンやチャコニンが含まれているため、芽が出ていないじゃがいもだったとしても皮ごと調理するとそれらの影響を受けます。皮が緑色のじゃがいもは、必ず厚めに皮を剥いてから調理しましょう。
秋山 嘉代
管理栄養士
ソラニンやチャコニンを食べてしまうと吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの食中毒症状が出ることがあります。小学生の授業で栽培したじゃがいもを調理実習で調理・喫食した際の食中毒事例が報告されています。じゃがいもを食べたあとに食中毒のような症状が出たときは、急いでお医者さんにみてもらいましょう。
(*じゃがいもの皮の変色や芽について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいもが腐った場合の特徴
じゃがいもが腐った場合の特徴を5つ紹介します。
・大量に芽が出ている
・柔らかくなり過ぎて溶け始めている
・カビが生えている部分がある
・異臭がする
・カットして時に変色している
見た目が新鮮なじゃがいもだったとしても、カットした時に変色していたら食べるのはやめましょう。匂いや触感を確かめておくのも重要です。
(*じゃがいもの腐敗の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)