梅の実の種類の名前を一覧で!人気品種20選の旬・名産地など特徴を紹介!
【野菜ソムリエ監修】梅の種類はどれくらいあるかを知っていますか?今回は、梅の実の種類・品種を〈小粒・中粒・大粒・特大粒〉別に合計20個の名前を一覧で紹介します。梅の品種別の〈旬・産地・味わい〉など特徴も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
・旬:6月上旬~
・主要地:和歌山県
・サイズ:小~中粒
・用途:梅干し
16g~22gほどの大きさで中粒並みの大きさの梅です。小梅の中で生産量が第2位で、果実が良く実るのが特徴です。和歌山県の代表品種の南高梅よりもひとまわり果実が小さいだけで、品質は同じものになります。肉厚で種が小さく、梅干し用の最高品として人気の品種です。
⑥前沢小梅
・旬:6月上旬~
・主要地:長野県
・サイズ:小粒
・用途:カリカリ梅、梅干し
7~10gの大きさの梅で、果肉が厚く、肉質もよいので青果を使ったカリカリ梅も、完熟の梅干しにも適している品種です。耐寒性があるので寒い地方でも育てることができるのが特徴です。
梅の実の種類②中粒品種
もっとも一般的な約3.5~4.5㎝の中粒の梅にはどのような種類があるのでしょうか?ここでは代表的な中粒の梅の品種と、それぞれの使い方を一覧で紹介します。
①南高梅
・旬:6月中旬~6月下旬
・主要地:和歌山県
・サイズ:中粒
・用途:梅酒、梅干し
25gほどの大きさの梅です。梅の国内生産量第1位の和歌山県を代表するブランドで、国内生産の大半を占めます。「紀州の梅」として有名な梅で、様々なものに加工されています。種が小さく、果肉が柔らかい肉厚の最高品種で、出来上がる梅酒は酒色が濃く、芳醇な香りに仕上がります。
②古城(こじろ)
・旬:5月下旬~
・主要地:和歌山県
・サイズ:中粒
・用途:梅酒、梅干し
梅の生産量第1位の和歌山県の品種で、25~30gの大きさの梅です。中粒の梅の中では収穫期が一番早く、品質は青梅の一級品で、別名「青いダイヤ」とも言われています。青みが濃く、肉厚な果肉は固くて崩れにくくエキスが良く出るので梅酒や梅ジュースとして人気の梅です。梅酒を作るとマイルドなものになります。
③青軸
・旬:6月上旬~
・主要地:全国
・サイズ:中粒
・用途:梅酒、梅干し、ジャム
25gほどの大きさの梅で、全国で栽培されています。香りのよい白い花を咲かせ、庭の木としても人気の品種です。青梅は梅酒に、熟し始めの黄色い梅は梅干しやジャムなどに使われます。庭木としても楽しめて実も収穫できるので、古くから日本人に親しまれてきた品種です。
④白加賀
・旬:6月中旬~6月下旬
・主要地:奈良県、茨木県
・サイズ:中粒
・用途:梅酒
20~25gほどの大きさで、奈良県と茨木県の代表品種の梅です。関西の「南高梅」に対して、関東の「白加賀」と言われています。収穫すると傷んだ梅が多く、梅干しには不向きですが、果肉は繊維が少なく肉厚で梅酒にすると酒色の薄い、さっぱりとした味わいになります。