「味噌汁は沸騰させない」が鉄則の理由は?まずい原因に?美味しい作り方も紹介!
味噌汁を沸騰させない方がいい理由を知っていますか?今回は、なぜ味噌汁を沸騰させてはだめなのか、なぜまずい味噌汁になってしまうのか紹介します。味噌汁の美味しい作り方のポイントや沸騰させてしまった時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 味噌汁を沸騰させてはだめ?まずい味噌汁になる?
- 味噌汁を沸騰させない方がいい理由とは?
- ①味噌の風味が飛ぶ
- ②味噌の旨味成分が分解される
- ③乳酸菌や酵素など栄養成分が少なくなる
- ④舌触りが悪くなる
- ⑤味が濃くなる
- 味噌汁の美味しい温度はどれくらい?
- 味噌汁の最適な温度は「75℃」とされている
- 味噌汁の酵素を残したい場合は「50℃」がベスト
- 味噌汁の「沸騰させない」以外の作り方のポイント
- ①火が通りにくい具材から調理する
- ②丁寧に出汁をとる
- ③具材の量は15〜30%にする
- ④具材の組み合わせを決める
- ⑤味噌の量は一人前大さじ1杯を目安にする
- ⑤味噌は鍋の中で直接溶かない
- 味噌汁を沸騰させてしまった!対処法はある?
- ①味噌を少し足してみる
- ②吸い口を加える
- 味噌汁を美味しく作ろう
味噌汁を沸騰させてしまった!対処法はある?
味噌汁を沸騰させてはいけないとわかっていても、目を離したすきに沸騰してしまうこともあります。味の落ちてしまった味噌汁を食べるのは辛いですが、捨てるのはもったいないです。そうした場合に役立ててもらいたい対処法について紹介します。
①味噌を少し足してみる
味噌汁の沸騰に気づいたらすぐに火を消し、消えてしまった味噌のアルコール分による風味とタンパク質の旨みを取り戻すため、少量の別の種類の味噌を溶きます。沸騰したために煮詰まって味が濃くなっている可能性があるので、入れすぎることなく、10g程度の味噌にしてください。もし、別の種類の味噌がなければ同じ味噌でも構いません。
また、味噌汁を作った翌朝に再度温めて食べる時も同様で、少し味噌を足すと風味と旨みが戻ってきます。
②吸い口を加える
吸い口とはネギや生姜・ゆず・山椒など、香り付けの食材のことを言いますが、味噌汁にこれらの食材をプラスすると、味に変化をつけることができます。沸騰してしまった味噌汁は、味噌に含まれるアルコール分による風味やタンパク質の旨みが消えた状態です。
それを補うようにいい香りの食材を加えて味噌の香りの代わりにすれば、違った風味が味わえ、美味しく食べることができます。
味噌汁を美味しく作ろう
味噌汁を美味しく作るには、味噌を溶いた後に沸騰させないことがポイントです。沸騰させてはいけない理由や、沸騰させてしまった場合の対処方法を説明しました。そのほかにも味噌汁を美味しく作るポイントはいくつかあるので、それらを実践し、今よりワンランクアップした味噌汁を作ってみましょう。