ポロネギとは?旬や味わいなど特徴は?代用方法や食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ポロネギはどんな野菜か知っていますか?白ネギに似ていますが、ネギの仲間なのでしょうか。今回は、ポロネギの〈旬・産地・味わい〉など特徴や、栄養価・効能なども紹介します。ポロネギの代用できる食材や食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ポロネギとは?どんな野菜?
ポロネギは見た目は白ネギに似ている野菜ですが、ネギと同じような味をしているのでしょうか。また、スーパーなどで見かける機会もほとんどありませんが、国内で生産されているのか気になる人もいるでしょう。ここでは、ポロネギがどんな野菜かについて解説します。
ポロネギ(リーキ)の旬・産地
ポロネギは地中海沿岸が原産の野菜で、日本で出回っているポロネギのほとんどがヨーロッパやオセアニアから輸入された物です。日本国内では静岡県や長野県などで生産されていますが、生産量はわずかです。ヨーロッパ・オセアニア産のものは一年を通して輸入されており、国産のものは10月下旬から冬にかけて旬の季節を迎えます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ポロネギを選ぶ際は、白い部分と緑の部分がはっきりと分かれているものを選ぶのがポイントです。また、白い部分がフカフカせずにしっかり締まっており、重みを感じるものを選びましょう。
ポロネギの味わい・風味など特徴
ポロネギの見た目は白ネギに似ていますが、白ネギ独特の刺激臭は少なく甘みがあり、繊維質も少ないので若くてやわらかいものは生のままサラダにすることもできます。加熱するととろけるようにやわらかく甘くなり、煮崩れしにくいので煮物・汁物・揚げ物など様々な方法で調理できることが特徴です。
Twitterの口コミ
近所の八百屋で見つけて衝動買い。
ロールキャベツと一緒に煮込んだらトロトロでうまうまです(*´∀`)♪
#近所の八百屋 #安曇野商店街 #ポロネギ
https://instagram.com/p/CI-h5A8snvi/?igshid=1nrgs5tv6nori
Twitterの口コミ
おはようございます!今日はリーキです😃 地中海沿岸が原産で西洋ネギ、ポアロねぎ、ポロねぎとも呼ばれています☺️
加熱しても煮崩れせず、甘みがます為ブイヤベースに入れたり、スープ煮、クリーム煮、グラタン類、炒め物と万能ネギですね😋#阿部商店 #リーキ #ニュージーランド #ポアロ #ポロネギ
福光佳奈子
野菜ソムリエ
白ネギのような強い香りや辛みはないので生でも食べられますが、加熱すると甘みが増してより美味しく食べられます。味や食感は下仁田ネギと似ています。
ポロネギの栄養価・効能は?
白ネギのような見た目をもち、加熱するととろけるように甘くてやわらかくなるポロネギですが、どのような栄養が含まれているのでしょうか。ここでは、ポロネギに含まれる栄養素について解説します。
①硫化アリル
ポロネギには、玉ねぎやニンニクにも含まれる硫化アリルが豊富に含まれています。硫化アリルには解毒作用や抗菌作用があるほか、消化吸収を助け食欲を増進させます。また、血液をサラサラにして血栓ができるのを防いで動脈硬化や脳梗塞を予防するほか、抗酸化作用により老化やがんの予防効果も期待できる栄養素です。
②カロテン
ポロネギにはカロテンが豊富に含まれていることも特徴のひとつです。カロテンのうちβカロテンは体内に入ると必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ったり免疫を強くしてがんから体を守ったりする作用があります。また、動脈硬化・心筋梗塞などの生活習慣病から体を守る働きもあります。
カロテンは脂溶性の栄養素であることから、油と一緒に炒めて食べると効率よく吸収できるため、ポロネギを調理する際は油分も一緒に取り入れることを心がけるとよいでしょう。
③ビタミンC
ビタミンCが豊富に含まれることもポロネギの栄養素で注目すべき点です。ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンを生成し、その結果、毛細血管・歯・軟骨を強くする作用があります。さらに皮膚を日焼けから守って美肌を保ち、ストレスや病気に対する抵抗力を高めるため、がん・動脈硬化の予防や老化防止にも役立つ栄養素として期待されています。