コーン油の特徴とは?危険って本当?効果・効能や使い方なども紹介!

コーン油とはどんな特徴の油か知っていますか?今回は、コーン油が危険・健康や体に悪いと言われる理由について紹介します。コーン油を適量とった時の効果・効能や、〈揚げ物・化粧品〉などへの使い方・用途も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. コーン油とは?どんな特徴の油?
  2. コーン油の原料と作り方
  3. コーン油の味わい・風味
  4. コーン油が危険・健康や体に悪いと言われる理由
  5. ①リノール酸の含有量が多い
  6. ②遺伝子組み換えのとうもろこしを原料に使っていることがある
  7. ③トランス脂肪酸を含んでいる可能性がある
  8. コーン油の成分と効果・効能
  9. ①ビタミンK
  10. ②リノール酸
  11. ③ビタミンE
  12. コーン油の使い方・用途
  13. ①揚げ物など料理に使う
  14. ②化粧品
  15. コーン油を正しく取り入れよう

オメガ6系脂肪酸であるコーン油はトランス脂肪酸を含むため、健康によくないと認識されているのは事実です。しかしコーン油は適量を摂取すれば、その栄養成分による効果と効能を享受できるので、コーン油に含まれている栄養成分と、その効果・効能について説明します。

①ビタミンK

コーン油には、脂溶性ビタミンであるビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは血液の凝固作用を持つだけでなく、骨の形成にも大きく関わっています。ビタミンKを適度に摂取することで血液をサラサラにして血栓を予防する、骨の健康を維持する効果が期待できるのです。

また大さじ1杯のコーン油に、およそ0.6㎍のビタミンKが含まれており、過剰摂取しても健康被害が出ることはありません。特に新生児にはビタミンKが欠かせませんので、授乳中の女性が適量のコーン油を摂取するのはおすすめです。(※1)

②リノール酸

オメガ6系脂肪酸に分類されるコーン油にはリノール酸が含まれており、過剰摂取が問題視されています。しかし、リノール酸は必須脂肪酸の一つであり、摂取することで血液中のコレステロールや中性脂肪の値を、一時的に下げる働きがあるので、適量に摂取すれば健康効果が期待できるのです。

ただし、酸化したコーン油に含まれるリノール酸はy-リノレン酸やアラキドン酸などに変わってしまうため、健康リスクが高くなります。コーン油は新鮮なうちに、早めに使いきる方がよいでしょう。

③ビタミンE

コーン油には脂溶性ビタミンである、ビタミンEも含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があることで知られていますが、活性酸素が体内の不飽和脂肪酸の酸化を抑制する働きを担っています。その結果、動脈硬化や溶結性貧血を予防してくれるのです。

さらにビタミンEはアンチエイジング効果も持っているので、細胞の老化やしわやシミの予防などにも力を発揮してくれます。健康にも美容にもよい栄養成分が、コーン油には含まれているのです。(※2)

コーン油の使い方・用途

オメガ6系脂肪酸にも体に必要な成分が含まれているので、コーン油を使用することで適度に摂取するのがおすすめです。ここでは家庭で実践しやすいコーン油の使い方と用途を紹介します。

①揚げ物など料理に使う

コーン油は味にクセがなく、加熱してもサラダ油に見られがちな嫌な香りが漂うことがありません。そのため、揚げ物や炒め物に適した油といえます。また独特の香ばしい香りを生かして、ドレッシングに使うのもおすすめです。特にごま油との相性がよいので、試してみてください。

②化粧品

コーン油には、皮膚の表面で膜をつくる、あるいは皮膚の乾燥を防ぐ働きもあります。そのため、ファンデーションや美容オイルなど化粧品に用いられることも多いです。また頭髪用の化粧品として、コンディショナーや保護剤、クリームとして使われることも珍しくありません。

コーン油を正しく取り入れよう

今回は、コーン油が危険で健康や体に悪いと言われる理由について紹介しました。コーン油はオメガ6系脂肪酸に分類されますが、過剰摂取しなければ健康被害が及ぶことはありません。正しく取り入れて、健康維持に役立てましょう。

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