魚・鮭の生焼けの見分け方は？食中毒を防ぐしっかり焼くコツや食べた時の対処法も解説！

魚の身は火が通ると色が変わるので、中を割って生焼けか火が通っているかを確認することができます。魚の身が火を通す前と同じ透明なところがあれば、生焼けになっているでしょう。また、魚の中身を確認する際にスムーズに魚が割れたら火が通っていると考えられます。生焼けの場合は、箸などの通りが悪くなるので参考にしてみてください。

魚に竹串を刺して生焼けかどうかを確認する方法もあります。中まで火が通っていれば、魚の中心に熱が伝わっているので竹串が温かくなります。竹串を指で確認し、ぬるいところなど温度差があれば火が通っていないと判断できるでしょう。

生焼けの見分け方を紹介しましたが、生焼けを防ぐ調理方法はあるのでしょうか。魚の生焼けを防ぐ方法を知っていれば、調理の際に困ることはありません。ここでは、生焼け防止の方法を5つ紹介するので、参考にして美味しい魚料理を作ってみてください。

魚は加熱し過ぎるとパサパサとした食感になり美味しくなくなってしまうので、加熱時間が難しいと感じる人もいるでしょう。魚には、それぞれ加熱時間の目安があります。アニサキスの危険がある鮭の場合では両面焼きグリルで7分程の焼き時間で、フライパンでは3〜4分加熱し鮭の表裏を返して蓋をし5分程が丁度良い加熱時間です。

生焼けを心配して弱火で長時間焼く人がいるかもしれませんが、弱火で加熱すると魚の水分がなくなって美味しくなくなってしまいます。強火で焦げてしまいそうなときは、中火で焼くと良いでしょう。魚の種類や調理器具の種類によって、加熱時間が変わってくるので調理前に確認することをおすすめします。

加熱時間を測って焼くことで、生焼けを防ぎ美味しい魚を食べることができるでしょう。

冷蔵庫から出したばかりの魚は、温度が低く火が通るのに時間がかかってしまいます。魚を調理前の10分〜20分前に冷蔵庫から出し、塩を振っておくと良いでしょう。常温に戻しておくことで、生焼けを防ぐことができます。

冷蔵庫から出した魚は水が出る場合があるので、調理の前に水分を拭き取ると良いでしょう。常温に戻しておくことで、身が締まって美味しく食べることができます。

魚の身に隠し包丁で切れ目を入れてから焼くことで、中まで火が通りやすくなります。特に、一尾で焼く魚の場合は切れ目を入れることによって皮が破れにくくなり綺麗に焼きあげることができます。また、煮物に使う際も切れ込みを入れておくことで味が染みやすくなるのでおすすめです。

フライパンや魚焼きグリルなどの調理器具に残った熱で、加熱後も魚に火を通すことができます。余熱の力を利用し、調理後はすぐに食べるのではなく5分ほど放置しておくと良いでしょう。また、余熱で火を通す際アルミホイルなどを魚に被せるとより効果が現れるので試してみてください。

冷凍魚は、調理の前にしっかりと解凍しておきましょう。冷凍魚は魚の外側から順番に解凍されていくため、十分に解凍されていないと魚の内部が凍ったままの状態になってしまいます。解凍されている部分と凍っている部分では、凍っている部分の方が火が通るのに時間がかかるので注意が必要です。

生焼けを作らないために、冷凍魚はしっかりと解凍してから調理しましょう。

魚の火加減は難しく、焼けていると思っていても生焼けになってしまっていることもあるでしょう。食べる前に生焼けの魚であることに気づいたときは、対策をする必要があります。