はちみつの白い点々はカビ?結晶との見分け方は?防止対策も紹介!
はちみつにカビっぽい白い点々や黒い変色があったことはありませんか?実はカビではなく、はちみつの糖の「結晶」なのです。今回は、はちみつの結晶とカビの画像・見分け方や、カビてても食べられるのかを解説します。はちみつがカビる原因や、カビさせない対策も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
はちみつは基本的にカビることはありませんが、条件によってはカビが生えることがあります。以下のような条件ではカビが生えることがあるので注意しましょう。
・はちみつの中に入れたスプーンが汚れていた
・はちみつの中に水やジュースなどが入って水分が増えた
・長い間蓋が開いていた
・蓋がしっかり閉まっていなかった
・保存した環境が悪かった
はちみつの中にスプーンなどを通してパンやバターなどが入ってしまった場合、それにカビが生えることがあります。そのため、はちみつの中に入れるスプーンは常に清潔なものを使うようにしましょう。また水分が混入すると、はちみつの水分量が増えることで、カビが生えやすい環境になってしまいます。
ほかにも、長い間蓋を開けっ放しにしたり蓋がしっかり閉まっていなかったりすると、外から塵や埃・湿気が入り込んでカビの原因になることもあるので注意が必要です。なお、湿気の高い場所はカビが生えやすく、直射日光ははちみつを変質させる条件になるので特に開封後のはちみつは冷暗所で保管するようにしましょう。
はちみつの結晶とカビの見分け方は?
はちみつの中の異物はカビではなく結晶の場合があると分かりましたが、見た目だけではカビか結晶かが分からない場合もあるかもしれません。ここではそのような場合におすすめの見分け方をいくつか紹介します。
①スプーンで取り出してみる
はちみつの中の異物が白いカビなのか結晶なのか区別がつかない場合は、その部分をスプーンで小皿に取り出して砕いてみましょう。ジャリジャリした感触のものはブドウ糖の結晶ですが、ふわっとしていて感触が感じられないものはカビの可能性が高いです。
②湯煎してみる
白カビかブドウ糖の結晶かを区別するには湯煎で加熱する方法もあります。湯煎すると結晶は溶けてはちみつに戻りますが、カビは湯煎しても溶けることはありません。ただし瓶全体に白い浮遊物が広がっている場合は、30分くらいは湯煎しないと溶けない結晶もあるので、長めに加熱してください。
はちみつにカビが生えても食べられる?
もし上記のカビの見分け方で、はちみつの中にカビが発見された場合、どうしたらいいのでしょうか。カビの部分だけ取り除けば食べることができるのか、はちみつを丸ごと捨てなくてはならないのか、詳しく説明します。
カビが生えたはちみつは丸ごと捨てた方が安全
カビが生えてしまったはちみつは、カビの胞子が飛んでいたり根が見えないところまで広がっていたりする可能性があるため、丸ごと捨てた方が安全です。特に黒いカビは毒性が強く、食中毒や腹痛を引き起こす可能性があるので食べずに捨てましょう。
カビが白い場合でどうしても食べたい方は、自己責任にはなりますが、カビの部分を取り除いてからしっかり湯煎加熱して食べてください。
はちみつがカビないための対策は?
前述した通り、はちみつにカビが生えてしまった場合には丸ごと捨てたほうが無難ですが、はちみつは高価なのでカビを生えさせないようにしたいものです。ここでは、はちみつがカビないための対策をいくつか紹介します。
①毎回新しいスプーンを使用する
はちみつの中に異物が混入することはカビを生やす原因になるので、はちみつの中に入れるスプーンは常にきれいな新しいものを使いましょう。例えばはちみつを取り出して直接パンに塗った場合などには、スプーンをはちみつの中に戻さず、新しいものに変えてください。
また、舐めてしまったスプーンにも唾液中の雑菌がついているので、はちみつの中には入れないようにしましょう。ほか、水で濡れているスプーンははちみつの水分量を増やしてしまい、カビの原因になるため水分はしっかり拭いてから使ってください。