アンチョビの保存方法と賞味期限は？開封後は冷凍・冷蔵どっちがいいの？

アンチョビを冷凍保存すれば基本的にはかなり長期の保存が可能ですが、風味の点から見ると1か月程度で使い切るのがよいでしょう。長期にわたって冷凍保存すると、他の食材の匂いが移ったり霜がついたりと、どうしても風味が落ちてしまうからです。

冷凍保存したアンチョビを使用する時は、冷蔵庫に移して解凍するか、解凍せずにそのまま調理しても大丈夫です。保存する際に小分けにしてあるので使う分だけ解凍することができ、料理にも活用しやすいでしょう。前述した通り、刻んでペースト状にしたものを冷凍保存することも出来るので、色々な形状で保存しておくのもおすすめです。

アンチョビは直射日光などを避ければ常温でも長期保存が可能な、賞味期限が長い食材です。賞味期限を切れてしまった場合、果たしてどれくらい過ぎたとしても食べるのが可能なのでしょうか。賞味期限の定義から解説していきます。

賞味期限は「美味しく食べられる期限」で、消費期限は「品質が変わらずに安全に食べられる期限」として設定されるのですが、いずれの期限にも安全係数という数字が関わっています。検査によって算出された賞味期限・消費期限の最大日数に0.8の安全係数をかけた実際より短めの期間が商品には表示されるので、いずれも期限を多少過ぎても問題ないと言えます。

前述した通り賞味期限はあらかじめ短めに設定されているうえに、あくまでも味の保証期限なので、多少期限が切れたものでも腐っていなければ食べられるということになります。例えば元々1年間の賞味期限が設定されていたとすると、2か月ほど過ぎても食べられるということです。

特にアンチョビは塩分濃度が高くもともと長期保存が可能で、未開封で保存方法を守っていれば、ある程度は賞味期限を過ぎても食べられると言えます。ただしその際、腐っていないかどうかをしっかり確認することは大切です。また、賞味期限内でも直射日光が当たる場所に保存していた場合など、保存状態が悪いと腐ってしまうこともあるので注意してください。

アンチョビは賞味期限が切れても腐っていなければ食べられると説明しましたが、賞味期限内に食べ切るに越したことはありません。ここではアンチョビが余りそうな時に役立つ、アンチョビを大量消費できる3つのレシピを紹介するので参考にしてください。

アンチョビのオイルとフィレを丸ごと生かした、アンチョビが大量消費できるバーニャカウダソースのレシピです。エクストラバージンオリーブオイルを加えて作ったアンチョビの程よい塩気とコクが効いたソースは、野菜と共に食べると止まらなくなる美味しさです。