ぶどうに白いふわふわが?カビの種類・見分け方や食べられるか否かの判断法も紹介!
【太田ぶどう園監修】ぶどうにカビっぽいものが生えて食べられるか迷っていませんか?白いのはカビではなく「ブルーム」の可能性があります。今回は、ぶどうのカビの種類と見分け方や、カビたぶどうは食べられるのか否かも紹介します。ぶどうが腐って食べられない状態や、カビ防止の保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
除いたはずですが誤ってカビているぶどうの果実を食べてしまったら、健康被害はないのでしょうか?食べても大丈夫なのかを解説します。
カビが少量であれば問題ない
カビが発生したからといって、全てを処分せずとも食べられる場合があります。ぶどうに発生する緑や黒いカビは、殆どが市場に出回る前に除かれるので、注意したいのは白いカビです。
ぶとうに付着しているカビが少量であれば、カビている実や周辺で接触していた実を処分して、他の実をしっかりと水洗いすれば食べられます。また、ブドウを皮ごと口に入れずに食べるとより安全でしょう。ただし、少しでも異変を感じた場合は食べるのを避け、必要に応じて病院に相談することが重要です。
ぶどうがカビて・腐って食べられない状態とは?
ぶどうやカビが腐っていて食べれない場合、以下のような状態になります。
・濁った汁がでている
・異臭がする
・色が変色している
・実が柔らかくグニョと潰れている
上記のような状態になったぶどうは、食べられないので処分しましょう。ぶどうは常温保存の場合は2~3日程度しか日持ちせず、適正に保存していないと傷みも早い果物なので、できるだけ新鮮なうちに食べ切るようにしてください。
ぶどうのカビ防止の保存方法は?
ぶどうのカビや腐敗した状態は分かりましたが、どのように保存すればカビが発生しにくいのでしょうか。ここからは、カビを防止するおすすめの保存方法を詳しく紹介します。
ぶどうは冷蔵庫で保存がおすすめ
ぶどうを冷蔵保存する際の手順は、以下の通りです。
【手順:小粒のぶどう】
①軸に流水を当てぶどうを洗う
②房ごとペーパータオル等で包む
③包んだぶどうをタッパー等の保存容器に入れる
④冷蔵庫に入れる
【手順:大粒のぶどう】
①軸に流水を当てぶどうを洗う
②房からぶどうを一粒ずつ切り離す
③タッパーなどの保存容器にペーパータオルを敷く
④隙間がないようにぶどうを並べる
⑤ペーパータオルをぶどうの上にかぶせる
⑥タッパーなどの保存容器の蓋をする
⑦冷蔵庫に入れる
デラウェアなどの小粒のぶどうは房のまま保存できますが、シャインマスカットや巨峰のような大きな粒のぶどうの場合は房のままでなく、実を一粒ずつ房から外して保存をします。一粒ずつ切り離すことにより枝に実の水分を取られず鮮度を保つことができます。
太田寛樹
太田ぶどう園
ぶどうの粒を切り離す際にキッチンばさみ等で軸を少し残した方がより鮮度を保つことができるので、是非試してみてください。
種なしのぶどうを凍らせた後口の中にいれるとシャーベットのようにシャリシャリしていて、暑い夏にはピッタリなデザートです。
小さいお子さんにはデラウェア等の粒の小さいぶどうがおすすめです。
ぶどうの長期保存は洗って冷凍しよう
ぶどうを冷凍保存する際の手順を紹介します。
【手順】
①中心の軸に流水を当てぶどうを洗う
②ペーパータオルでぶどうに付いている水分を拭き取る
③ぶどうをジップロックなどの保存袋に入れしっかり閉じる
④冷凍庫に入れる
ぶどうを長期保存する場合には冷凍がおすすめで、1ヵ月程度の保存が可能になります。大粒のぶどう場合は実を茎から外して水洗いをし、水気を拭き取ってからジップロックなどの保存袋に入れましょう。ぶどうの皮を剥いて冷凍すれば、解凍後そのままぶどうを食べることができ便利です。
(*ぶどうの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ぶどうをカビさせずに保存しよう
ぶどうの白い粉は新鮮な証であることや、カビの種類や原因について分かりました。ぶどうはそのまま食べても美味しく、様々なデザートにアレンジしても楽しめます。季節の果物であるぶどうをカビさせないよう、正しく冷蔵や冷凍で保存しましょう。