きび砂糖とてんさい糖の違いとは?代用できる?使い分け方も紹介!
きび砂糖とてんさい糖の違いを知っていますか?今回は、きび砂糖とてんさい糖を〈味わい・カロリー・糖質・GI値〉など特徴で比較して、代用可能かや使い分け方も紹介します。両方に似た「三温糖」についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③GI値
GI値 | |
きび砂糖 | 99 |
てんさい糖 | 65 |
GI値は血糖値の上がりやすさを表す指標ですが、きび砂糖のGI値については正式なデータが明記されている資料がなく、黒糖と同じとする説が定説です。黒糖のGI値である99とてんさい糖の65を比べると、ダイエットを行ううえでは後者の方が効果があると考えられます。
これはGI値が低い方が血糖値が上がりにくく、インスリンの過剰分泌が抑えられることが理由です。インスリンは血糖値を下げる働きを持つホルモンですが、一方で脂肪の蓄積も促進するため、血糖値が上がりやすい高GI値の食品は太りやすくなるのが特徴です。
きび砂糖とてんさい糖は代用できる?
砂糖にもいろいろな種類があり、風味はそれぞれ異なります。きび砂糖とてんさい糖は色は似ていますが、お互いの代用品となりうるのでしょうか。ここではきび砂糖とてんさい糖は、代用できるのかについて説明します。
きび砂糖とてんさい糖を代用する際のポイント
きび砂糖とてんさい糖は、それぞれ代用品として使うことができますが、きび砂糖の代用品としててんさい糖を使う際にはその甘みの特徴を理解するのがポイントです。
てんさい糖にはきび砂糖ほどの甘みがないため、代用品として使う際には分量より多めに入れましょう。きび砂糖が大さじ2杯のレシピであれば、てんさい糖は大さじ2杯半にすると同じような甘みが感じられるはずです。
反対にてんさい糖の代用品としてきび砂糖を使う際には、分量より少なめに使うと味を調えやすいです。ちなみにきび砂糖を上白糖で代用する際には、分量はレシピ通りでかまいません。
きび砂糖とてんさい糖の使い分け方
色とミネラルの豊富さは似ているきび砂糖とてんさい糖ですが、風味に違いがあるので上手に使い分ける方が料理を美味しく仕上げることができます。ここでは、きび砂糖とてんさい糖の使い分け方について詳述します。
きび砂糖の使い方と合う料理
きび砂糖に合うおすすめの料理として、以下のものがあげられます。
・煮物
・ケーキ
・クッキー
まろやかな甘さがありミネラルが豊富なきび砂糖は、使うことできび砂糖の茶色い色合いが強くなってしまうので、色が茶色くなっても問題のない料理に適しています。またきび砂糖には魚の臭みを消したり、鶏胸肉を柔らかくしたりする効果があるので、上手に活用しましょう。
てんさい糖の使い方と合う料理
てんさい糖が合う料理として、以下のものがあげられます。
・コーヒー
・紅茶
・スイーツ
・ヨーグルト
てんさい糖はミネラルが豊富ではあるものの上品な甘味なので、飲み物やスイーツなどがもつ本来の味を損なうことがありません。また善玉菌のエサとなるオリゴ糖を豊富に含み、GI値も低いことからダイエット中の人や便秘がちの人が調理に使う時には特におすすめです。
両方に似た三温糖ってなに?
きび砂糖やてんさい糖と見た目が似ている砂糖に三温糖があります。色こそ似ているものの、三温糖はきび砂糖やてんさい糖等は製法が異なります。ここでは三温糖の製法や、使うのに適した料理を紹介します。
三温糖は糖液を煮詰めてカラメル化させた砂糖
三温糖は上白糖やグラニュー糖を精製した後に残る糖液を、数回にわたって加熱してつくります。三温糖の色は砂糖を加熱することで形成されるカラメル成分によるもので、いわゆる焦げによって生じる色です。そのためきび砂糖やてんさい糖のように、ミネラルを含んでいるわけではありません。