かぼちゃのカビは取り除けば食べれる?白・緑・黒で種類別の危険性を解説!

【管理栄養士監修】かぼちゃに生えるカビは白・緑・黒の3種類ですが、カビを取り除けば食べても問題ないのでしょうか?今回は、かぼちゃに生えたカビは食べられるのかや、カビを生やさない保存方法のおすすめを紹介します。カビを間違って食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてください。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 釜野菜帆
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管理栄養士/食育栄養インストラクター 大学卒業後、管理栄養士を取得し、即フリーランスとして活動開始し、ダイエットサポートやレシピ開発、...
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管理栄養士/食育栄養インストラクター 大学卒業後、管理栄養士を取得し、即フリーランスとして活動開始し、ダイエットサポートやレシピ開発、栄養セミナー等を行いながら自身の料理教室サロンをオープン。 結婚、出産を経て、今後は自分の知識や経験を活用しながらいつか子供が欲しいと思っている女性や産前産後のママ、子供達へ正しい栄養の知識を広げていきたいと思ってます(^^)

目次

  1. かぼちゃにカビが生える理由とは?
  2. かぼちゃは水分・糖分が豊富でカビが繁殖しやすい
  3. かぼちゃに生えるカビの種類
  4. ①緑色のカビ
  5. ②白色のカビ
  6. ③黒色のカビ
  7. かぼちゃにカビが生えても取り除けば食べて大丈夫?
  8. 白い色・緑色のカビは取り除いても食べるのは危険
  9. 黒カビは周りごと深く切り落とせば食べられる場合がある
  10. かぼちゃのカビ以外の食べるのを避けるべき特徴は?
  11. ①実が柔らかい・ぬめりがある
  12. ②加熱すると臭い
  13. ③カットしたら糸を引いている
  14. ④酸っぱい味がする
  15. かぼちゃの表面が白くてもカビではない場合も?
  16. カット表面の白い膜はデンプン
  17. かぼちゃのカビを間違えて食べた場合の対処法
  18. かぼちゃを日持ちさせる保存方法は?
  19. ①丸ごとかぼちゃの保存方法・期間
  20. ②カットかぼちゃの保存方法・期間
  21. ③加熱処理したかぼちゃの保存方法・期間
  22. かぼちゃでカビが生えてたら食べるのは避けよう

かぼちゃにカビが生える理由とは?

カビが生えたかぼちゃを食べられるかどうかは気になりますが、かぼちゃにカビが繁殖しないようにしておくのも重要です。かぼちゃにカビが生えてしまう理由とは何なのでしょうか?

(*取り除けば食べられるカビ・食べられないカビの種類は3番目の項目で紹介しています。)

かぼちゃは水分・糖分が豊富でカビが繁殖しやすい

カビは菌の一種で、その中でもきのこなどと同じ真菌類に分類されます。カビ菌はどこの空気中にも存在しており、温度、湿度、糖度、酸素の条件が揃うとカビが生えてしまう原因となります。水分と糖分を含んでいるかぼちゃはカビが繁殖しやすいので、温度と湿度に気をつける必要があります。

カビが生えやすい温度は20〜30度、湿度が80%以上とされているので、室温で保存しておきたい場合は十分注意しましょう。

釜野菜帆

管理栄養士

6〜10月は特に注意が必要!夏場は冷暗所に入れてる場合でも、温度も湿度も高くなりがちなので特に注意しましょう。新聞紙で包み野菜室に入れておくのがオススメです!

かぼちゃに生えるカビの種類

カビというと黒カビをよく目にしますが、ほかにも種類があります。かぼちゃに生える可能性があるカビの種類と特徴を紹介するので、まずはこちらをチェックしてみてください。

①緑色のカビ

出典: https://pbs.twimg.com/media/EZE0ih_UEAAFkiU?format=jpg&name=medium

緑カビは、かぼちゃに生えるカビの中でも区別がしにくいので注意が必要です。皮も緑色をしているので、皮と緑カビとを間違えてしまう場合もあります。皮の下に緑カビが生えると特に判別しにくいので、怪しいと感じたら実を切って判断しましょう。緑カビが繁殖している場合、実の部分まで広がっていることがあるので判別しやすいです。

かぼちゃに発生する緑カビはブルーチーズにも使用されている青カビの一種で、白カビが繁殖したまま放置しておくと緑カビになります。

②白色のカビ

かぼちゃに白色のカビが生えていたら、それは白カビです。こちらはカマンベールチーズなどで使用されていますし、麹菌とも呼ばれているので醤油や日本酒を製造するときに使われるものもあります。

しかし、かぼちゃに繁殖してしまった白カビは有毒であり、発がん性を持つ種類もあります。また、酵素の力が強いのでカビが生えた場所から分解されていき、早く品質が落ちてしまうという特徴もあります。

③黒色のカビ

出典: https://pbs.twimg.com/media/BRN_66iCUAAlMFD?format=jpg&name=medium

黒カビは、白カビや青カビと比べると毒性の低いカビです。お風呂場など湿気の多い場所を好み、深く根を張るので一度生えると除去しにくいといった特徴もあります。ほかのカビに比べて毒性が低いと言っても、長時間吸い続けると喘息の原因になるとも言われています。

かぼちゃにカビが生えても取り除けば食べて大丈夫?

条件が悪ければかぼちゃにカビが生えてしまいますが、カビが生えても食べられるのでしょうか?白、緑、黒それぞれのカビが生えてしまった場合に分けて紹介していきます。

白い色・緑色のカビは取り除いても食べるのは危険

かぼちゃに白や緑色のカビが生えてしまった場合は、注意が必要です。カビが生えても取り除けば食べられるという考えが一般的だったときもありましたが、現在では白や緑色のカビが生えたら食べない方が良いとされています。

カビが存在しているのは表面の見える部分だけでなく、根を張っていますし胞子を飛ばしている可能性もあります。これらのカビには有毒性があり、人体に悪影響を及ぼす可能性があるので危険です。カビ自体は加熱で殺菌されますが、カビ毒は熱では殺菌できませんので、白・緑色のカビを見かけたら処分するのが無難です。

黒カビは周りごと深く切り落とせば食べられる場合がある

少し黒カビが生えた状態なら、カビの部分とその周りを切り落としましょう。黒カビは根が深いので、深く切り落とす様にするのが重要です。ただ、繁殖した黒カビは加熱することで殺菌できますが、完全に殺菌できいない可能性が高く、おすすめはしません。

また、黒カビが広範囲に生えている場合には食べるのはやめましょう。見た目が悪いだけでなく、かぼちゃが腐っていたりほかの菌が付着している可能性があるからです。

釜野菜帆

管理栄養士

カビは吐き気や腹痛などの中毒以外にも、大量に取ることでアレルギーの原因にもなってしまうので出来るだけカビの生えてしまったものは食べないようにしましょう。

かぼちゃのカビ以外の食べるのを避けるべき特徴は?

かぼちゃにカビが生えたときは食べないほうが良いと紹介しましたが、そのほかにも食べるのをやめたほうが良い場合があります。注意したい特徴を紹介するので、これらの状態になったかぼちゃには注意しましょう。

①実が柔らかい・ぬめりがある

かぼちゃの実をさわったとき、柔らかかったりぬめりを感じる場合があります。実が柔らかいのは、かぼちゃが腐っている証なので食べるのは避けたほうが良いでしょう。ぬめりも腐ったときにでてくるものなので、こちらも見極めるポイントとして覚えておくと良いです。

②加熱すると臭い

かぼちゃから変な臭いがする場合もあります。これはクリスタル現象と呼ばれるもので、畑で高温や乾燥にさらされることで現れるものです。クリスタル現象は皮と身との間にある糖質が白く変色しますが、安全性に問題はありません。

しかし、クリスタル現象が出たかぼちゃを調理すると、薬品やカビの臭いが発生します。味も落ちてしまうので、食べるのはおすすめしません。

③カットしたら糸を引いている

生の状態のかぼちゃでも、傷んでしまうと糸を引いている場合があります。包丁でカットしたときに糸を引いている様なら、食べるのはやめておきましょう。しばらく保存しておいたかぼちゃの煮物が糸を引く場合もありますが、こちらも同様です。

④酸っぱい味がする

実際にかぼちゃを食べてみて、酸っぱい味がした場合も食べるのは避けた方が良いです。かぼちゃは甘みが特徴の野菜であり、酸味を感じた場合は腐っています。少し時間が経ったかぼちゃを使用する時、腐っているかどうか心配な場合には一度に使用せず、小さくカットした物で様子を見るという方法もあります。

(*かぼちゃが腐って食べられない状況について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

かぼちゃが腐るとどうなる?見分け方は?原因や賞味期限の目安なども紹介!

かぼちゃの表面が白くてもカビではない場合も?

かぼちゃに白カビが生えたら食べない方が良いですが、かぼちゃの表面が白くてもカビではない場合もあります。どのような状態ならば食べられるのでしょうか?

カット表面の白い膜はデンプン

出典: https://kensa.coop-kobe.net/qa/images/pampukin.JPG

かぼちゃのカットした面に、白い膜が現れることがあります。断面のみに白い膜が出ていたなら、それは白カビではなくデンプンです。これはかぼちゃに含まれている糖分から現れるものなので、美味しくいただけます。

ただし、白い部分が断面だけでなく様々な部分にあり、ふわふわした状態ならば白カビなので食べずに捨てるようにしてください。

かぼちゃのカビを間違えて食べた場合の対処法

かぼちゃのカビを間違って食べてしまった場合は心配になってしまいますが、まずは様子を見ましょう。カビには毒性がありますが、食べた量が少なければ症状は出ないことも多いです。カビを食べて症状がでるのは、食後1〜2時間くらいのときです。

下痢や嘔吐が起きるので、症状が重ければ病院で診てもらいましょう。辛い症状を回避するために下痢止めなど薬を飲みたくなりますが、このときの下痢は体内の毒素を排出しているので薬で止めてしまうのはあまり良くありません。耐えられないほど辛い時を除き、使用しないようにしましょう。

かぼちゃを日持ちさせる保存方法は?

正しい保存方法で保管すれば、カビを生やさずにかぼちゃを日持ちさせることが可能です。丸ごとの状態、カット、加熱処理したものとに分けて紹介するので、それぞれの保存方法をチェックしていきましょう。

①丸ごとかぼちゃの保存方法・期間

かぼちゃを丸ごと保存したい場合、土がついているならばまずは綺麗に落としましょう。その後しっかりと水気を拭き取り、風通しが良く涼しい場所に保管しておきます。カビの発生を防ぐため、高温多湿の場所は避けるようにしてください。14度以下で条件が良ければ、保存期間は2~3か月ほどになります。

夏は常温保存よりも、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵庫で保管する場合は、かぼちゃを丸ごと新聞紙で包んでから保管しておきます。包む時は新聞紙が広がらないよう、かぼちゃを上下逆さまにして置いてから端を真ん中に集めるようにしてくるんでいきます。

②カットかぼちゃの保存方法・期間

カットしたかぼちゃは、丸ごとの状態よりも傷みやすくなります。特に種やわたが残っていると傷みやすいので、保存する前にスプーンなどで取り除いておきましょう。カットしたかぼちゃは断面から水分が抜けてしまうので、密封する様にラップをします。そのまま冷蔵庫の野菜室で保存しておけば、1週間ほど日持ちします。

③加熱処理したかぼちゃの保存方法・期間

加熱処理したかぼちゃは、冷凍保存がおすすめです。まずかぼちゃを適度な大きさにカットしたら、電子レンジ対応容器に入れて加熱します。加熱後に水分が出ていたら水気を切り、粗熱が取れるまで置いておきましょう。

冷めたかぼちゃはフリーザーバッグに入れて、金属製のバットやトレイの上に乗せて冷凍庫に入れます。金属製のバットなどの上に置くのは、冷凍庫率がより上がるためです。この方法で保存しておけば、約1か月ほど日持ちします。

かぼちゃでカビが生えてたら食べるのは避けよう

かぼちゃには黒カビ、白カビ、緑カビが生える場合がありますが、どのカビの場合でも食べるのは避けた方が良いでしょう。特に白カビと緑カビは毒性が強いので、黒カビよりも注意が必要です。また、白色の部分があってもデンプンだという場合もあります。かぼちゃの状況を見極めて、料理に活用しましょう。

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