醤油がない時の代用品は?めんつゆ・白だしは代わりになるの?
醤油がないときの代用方法を知っていますか?今回は、醤油を使う理由・役割から、〈薄口・濃口〉別に醤油の代用品を、使った人の口コミをもとに紹介します。醤油を海外の調味料で代用する場合についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
濃口醤油の代用品
濃口醤油は日本の家庭では料理に頻繁に使うため、ストックを置いている人も多い調味料ですが、つい切らしてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。次は濃口醤油の代用品について紹介します。
①めんつゆ
濃口醤油の代用品としてはめんつゆがおすすめです。めんつゆでの代用に向いている料理は以下の通りです。
・煮込み料理
・鍋だし
・おでん
・丼物
めんつゆは濃口醤油がその材料に使われていることがほとんどなので、代用に向いている調味料と言えるでしょう。ただし濃口醤油にみりんなどを加えているため甘みが強い場合が多く、濃口醤油と同じ分量で入れると甘くなりすぎてしまうこともあるので注意が必要です。
めんつゆを使う場合、肉じゃがなどの甘味を出す料理には濃口醤油と同量で代用可能ですが、甘味を強く出したくない料理にはめんつゆの量を減らして調整しましょう。
主婦
(40代前半)
濃口醤油が途中で切れてしまってあと少し足りないときにめんつゆを代用しました。親子丼に使いましたが濃口醤油を使うよりめんつゆを使った方が、味にコクが出て甘味も丁度よくなったし逆に美味しくできました。
②白だし
白だしも、濃口醬油の代用品としておすすめの調味料の一つで、代用に向いている料理は以下の通りです。
・煮びたし
・お吸い物
・おでん
・うどん
・だし巻き卵
白だしで代用する場合は、白だしのきれいな色あいが活きる料理がおすすめです。基本的な白だしは醤油・だし汁・みりん・砂糖・塩などで作られているので、レシピによっては出来上がりの味わいが醤油単体を使った時とは異なります。醤油の風味を活かしたレシピの場合は、レシピ通りの味を作るのは難しいでしょう。
また、白だしを使うと出来上がりの色は薄くなるので、色味をつけたい料理には向きません。濃口醤油を大さじ3を白だしで代用する場合は同量の大さじ3でかまいませんが、白だしの種類によっては塩分が強い場合があるので味見しながら調整しましょう。
まいこ
(36歳)
濃口醤油がなくて、冷蔵庫に白だしがあったので濃口醤油の代わりに肉じゃがに使いました。味見をしたらちゃんと肉じゃがの味になっていたので良かった!ただ醤油独特の風味と香りが感じられなくて、個人的には物足りない出来上がりになりました。
(*白だしについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
海外の調味料でも醤油は代用できる?
海外の調味料にもさまざまなものがありますが、醤油の代用品として使えるのでしょうか。韓国の調味料や、そのほかの国の調味料でも代用可能かどうか解説します。
①진간장(韓国)
진간장はセンピョと呼ばれる韓国の調味料で、原材料として脱脂大豆・小麦・塩・麹・果糖・調味料(アミノ酸)が使われている日本の醤油よりも甘口の調味料です。脱脂大豆を使用しているので醤油の香りはあまりしませんが、麹や果糖を使っているのでコクがあり煮物料理に向いています。
センピョを煮物に使う場合は醤油と同量で使い、その他の料理に使う場合は少量ずつ入れて味見をしながら使いましょう。
②ナンプラー(タイ)
タイの調味料であるナンプラーは、醤油の代用品として活用できます。一般的な醤油は大豆から作られますが、ナンプラーは「魚醤」とも呼ばれることから分かる通り魚から作る醤油です。日本でもしょっつる・いかなご醤油・ほっけ醤油などさまざまな魚醤があります。
魚醤はしょっぱくて魚の旨味がある醤油風味の調味料ですが、原料が大豆の醤油とは風味が少し違います。そのため味自体は醤油の代わりにはなりますが、やや魚独特の香りがついてしまうので、好き嫌いが分かれるところでしょう。なお、ナンプラーは色が薄いので代用する場合はたくさん入れすぎないように気を付けてください。
(*ナンプラーについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)