自家製「コンソメ」の作り方|ブイヨンから作る本格的な再現レシピを紹介!
【料理ブロガー監修】コンソメを自作する方法を知っていますか?コンソメはどのような方法で作るのでしょうか。今回は、プロ並で本格的なコンソメの作り方をブイヨンの作り方と共に紹介します。自作する時のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
コンソメは家で自作できる?
コンソメとはフランス料理に使われる黄金色のスープのことで、レストランでは時間をかけて濃厚な風味のコンソメを作っています。日本の家庭では市販のコンソメ調味料を料理に使うことがほとんどですが、コンソメは一般的な家庭でも自作できるのでしょうか。
自家製コンソメはまずブイヨン作りから
コンソメは、牛や鶏、魚などを煮てとったブイヨンと呼ばれる出汁をベースに、野菜や肉を加えて煮込んで作ります。家庭でコンソメを作る場合も、まずはこのブイヨンを作るところから始めましょう。具体的なブイヨンの作り方は後述するので参考にしてください。
(*コンソメとブイヨンの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
阪本めぐみ
料理ブロガー
日本料理では出汁、イタリアンではブロード、フレンチではブイヨンの様に、基本的な料理にはベースになる旨味が必要です。コンソメキューブなどを使えば簡単にできるコンソメスープではありますが、野菜や肉などの食材から出た旨味を凝縮したスープは、深みのある澄んだ味わいが魅力です。ぜひご家庭でもトライしてみてくださいませ。
コンソメに必須のブイヨンの作り方は?
コンソメのベースとなるブイヨンは、どのように作るのでしょうか。ブイヨンの材料と作り方のほか、作る際のポイントについて解説します。
ブイヨンの材料
・にんじん:1/2本
・玉ねぎ:1/2個
・セロリ:1本
・ローリエ:1枚
・タイム:1本
・赤身の牛もも肉:230g
・鶏がら:1羽分
・水:2L
・塩・こしょう:各少々
・にんにく:1/2株
ブイヨンの作り方・手順
ブイヨンは、以下のような手順で作ります。
【作り方】
1.にんじん、玉ねぎ、セロリは皮付きのままで3cm角の大きさに切る
2.赤身牛もも肉は3cm角に、鶏がらはぶつ切りにする
3.にんにくは横に半分に切り、断面を焼いておく
4.全ての材料を鍋に入れて火にかけ、スープの量が7割程度になるまで煮詰める
5.ざるを使ってスープを濃して完成
牛もも肉は牛すじやすね肉のほか牛骨でも作ることができ、鶏がらが手に入らない場合は骨付き肉で代用することも可能です。玉ねぎを皮つきのままで煮込むと、スープに綺麗な琥珀色がつきます。牛もも肉や鶏がらは、丸ごと煮込むよりも切ったほうが鶏の出汁や旨味が出て美味しくなります。
具材を鍋に入れたら、灰汁を取り除きながら鍋の蓋をせずに弱火の火加減で3時間から4時間程度じっくり煮込んで仕上げてください。
ブイヨンを作る際のポイント
ブイヨンを作るうえで気を付けたいポイントは、以下の通りです。
・野菜類は大きめに切る
・スープが沸騰しないように煮る
・鶏がらは事前に水洗いするか下茹でしておく
ブイヨンを作るうえで重要なポイントは、スープが濁らないようにすることです。野菜を小さく切って煮込むと形が崩れてスープが濁る原因となるため、大きめに切りましょう。鳥がらはあらかじめ水洗いや下茹でをしてから使うと、スープが濁りにくくなります。また、スープを沸騰させても濁りやすくなるので、弱火の火加減でじっくり煮込んでください。
阪本めぐみ
料理ブロガー
ブイヨンは『旨味』。しかし、肉や魚や骨などが必ず必要かというと、そうではありません。ベジタリアンの方でも満足いただけるブイヨンが、野菜からだけでも作れるんですよ。