とんかつを柔らかくする簡単な方法は?下ごしらえ・揚げ方のポイントを紹介!
とんかつを柔らかくする方法を知っていますか?下ごしらえの方法を変えるだけで、格段に柔らかくなるのでおすすめです。今回は、とんかつを柔らかくする下ごしらえ方に加え、柔らかく揚げる方法も紹介します。とんかつが硬くなる原因も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
②ヨーグルトなどの乳酸菌を利用する下ごしらえ方
乳酸菌は次のような食品に含まれています。
・ヨーグルト
・ぬか漬け
・キムチ
2つめは、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌を利用して下ごしらえをする方法です。乳酸菌にも肉のタンパク質を分解する働きがあるうえ、脂肪分も含まれているので、漬け込んでおくことで肉が柔らかくなります。仕上がりをジューシーにする場合には、無脂肪ではなく全脂肪のヨーグルトを選び、豚肉にフォークで穴をあけてから漬け込むことをおすすめします。
③炭酸飲料を使う下ごしらえ方
3つめは炭酸飲料を下ごしらえに使う方法で、以下のものが使えます。
・無糖の炭酸水
・コーラ
・ビール
これは炭酸飲料に含まれる炭酸ナトリウムの働きによるもので、肉のタンパク質を溶かすことで柔らかくしてくれるのです。酸性の炭酸飲料に豚肉を漬け込むことで保水力が増し、柔らかくなるだけでなくジューシーさも加わります。この場合も漬け込む前に豚肉にフォークで穴をあけておくと、よりジューシーに仕上がります。
(*肉を柔らかくする方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
とんかつを柔らかく揚げる方法もある?
豚肉の下ごしらえを工夫する以外にも、とんかつを柔らかくする方法があり、加熱の過程がポイントとなっています。ここでは、とんかつを柔らかく揚げる方法を3つ紹介します。
①衣につける卵に油を入れる
1つめは、とんかつにつける衣を作る際、溶き卵に小さじ1杯の油を加えておくことです。とんかつの衣には豚肉の旨みや水分の流出を防ぐ働きがありますが、溶き卵に油を加えておくことでさらに油膜をつけることができます。そのため衣の内部に水分が残り、ジューシーで柔らかいとんかつに仕上がるのです。
②少量の油で揚げる
2つめは少量の油で揚げることで、とんかつが半分浸かる程度の量があれば問題ありません。大量の油でとんかつを揚げると、油の中で一気に水分を飛ばすことになるので、固くなってしまいがちです。しかし少量の油ではその心配がないので肉は柔らかく、衣はしっとり仕上がります。
ただしこの方法を用いる場合は、油の温度が低い状態で揚げ始め、途中で上下を返しながら長めに加熱する必要があります。衣をサクサクに仕上げたい時は、高温で二度揚げするとよいでしょう。
③冷たい油から揚げる
3つめは油を加熱せずに、低温のうちからとんかつを入れて揚げる方法です。とんかつの肉は加熱した油に入れることで急激に温度が変わると、固くなる特徴があると前述しました。それを避けるために火にかける前の鍋にとんかつを入れ、ひたひたになる程度に油を注いでから加熱する方法が好ましいのです。
最初は弱火から中火で加熱し、10分ほどかけて油の温度を100度まで上げるのがコツです。肉の表面が赤くなり、にじんだ肉汁が確認できたら、衣の色が白っぽいままでも火は通っているので、それを裏返してさらに3~4分ほど加熱すれば、とんかつ全体に火が通ります。高温の油で二度揚げすると、肉はジューシーで衣がサクサクのとんかつに仕上がります。
(*とんかつの揚げ時間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
柔らかいとんかつを味わおう!
今回はとんかつを柔らかくする下ごしらえ方に加え、柔らかく揚げる方法も紹介しました。とんかつの下ごしらえや揚げ方を工夫することで、自宅で作るとんかつは格段に柔らかくなります。自分で取り入れやすい方法を実践して、家でも柔らかいとんかつを味わってみましょう。