茶碗蒸しが固まらない原因と対処法は?食べれる?リメイクレシピも紹介!

茶碗蒸しが固まらないのはなぜか知っていますか?茶碗蒸しを自宅でうまく固めるのはなかなか難しいものです。今回は、茶碗蒸しが固まらない原因・理由や、その対処法をそれぞれ紹介します。固まらない茶碗蒸しを食べれるリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 茶碗蒸しが固まらない…なぜ?
  2. 茶碗蒸しが固まらない原因・理由は?
  3. ①卵に対して出汁・水分の量が多すぎる
  4. ②生の舞茸を入れている
  5. ③十分に加熱できていない
  6. 茶碗蒸しが固まらない時の対処法・応急処置法は?
  7. ①卵液を追加する
  8. ②舞茸を下茹でしてから入れる
  9. ③温度は80℃〜90℃で加熱する
  10. ④具材の量を減らす
  11. 固まらない茶碗蒸しのリメイクレシピは?食べれる?
  12. ①あんかけ茶碗蒸し
  13. ②和風チーズオムレツ
  14. ③エビ卵うどん
  15. 茶碗蒸しを上手に使おう

茶碗蒸しが固まらない…なぜ?

茶碗蒸しは卵液と出汁に様々な具材を加えて作られるシンプルな卵料理ですが、初心者が作るには難しいとされています。自宅で茶碗蒸しを作る際によく挙げられる失敗例は、蒸しても卵液が固まらないことです。ここではなぜ茶碗蒸しが固まらないのか、その理由について解説していきます。

茶碗蒸しが固まらない原因・理由は?

茶碗蒸しがうまく固まらない理由にはいくつかの原因があり、その原因を知らずに作っていてはいくら蒸しても茶碗蒸しは固まりません。ここでは茶碗蒸しが固まらない時に考えられる主な原因とその理由が何なのか、順番に詳しく説明します。

①卵に対して出汁・水分の量が多すぎる

茶碗蒸しを固めるには、卵に加える出汁の量など水分の割合が非常に重要となってきます。卵に対する出汁の量が多すぎるとゆるく固まりづらくなり、少なすぎると硬めの茶碗蒸しになってしまいます。茶碗蒸しを作る際の卵と出汁の割合は、蒸し器で作る場合1:3が最もベストな割合です。

Mサイズの卵を使った場合を例に上げると、Mサイズの卵はおよそ50ccなので出汁の分量は150ccとなります。なお電子レンジで茶碗蒸しを作る場合は、卵1に対して出汁が2.5の割合で作るのが良いでしょう。また茶碗蒸しの卵液を作る際は、卵と出汁の割合だけではなく具材の水分量も配慮する必要があります。

茶碗蒸しに加える具材で水分を多く含む具材は、主に以下のようなものが挙げられます。

・三つ葉
・なめこ
・わかめ


葉物野菜や海藻類は水分を多く含んでおり、加熱中に水分が出て茶碗蒸しが固まらない原因になりやすいので注意が必要です。三つ葉などは少量であれば影響しません。

(*茶碗蒸しの卵と出汁の割合について、詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

茶碗蒸しの卵と出汁の割合は?固め・柔めに仕上げる黄金比と作り方のコツも解説!

②生の舞茸を入れている

茶碗蒸しの具材に椎茸などのきのこ類を入れて作る場合がありますが、その際に選ぶきのこの種類にも注意が必要です。生の舞茸にはタンパク質を分解する酵素が含まれており、これを加えると卵のタンパク質がバラバラになってしまいます。茶碗蒸しは卵のタンパク質の力を利用して固めているため、この酵素を含む舞茸を入れるとうまく固まりません。

茶碗蒸しにきのこを入れたい場合は生の舞茸は避け、椎茸やえのきなど他の種類のものを選ぶのが良いでしょう。また舞茸の他にしめじにもタンパク質分解酵素が含まれていますが、具材として大量に入れなければ問題はありません。

③十分に加熱できていない

茶碗蒸しは卵に出汁などの水分を加え熱い蒸気を利用して固めるので、加熱が不十分だと当然固まりません。十分に加熱されないと黄身と白身の固まり具合がばらばらになり、見た目も出汁に卵が浮いているような状態になってしまいます。蒸し器で茶碗蒸しを作る場合は、しっかりと熱い蒸気が出て十分に蒸し器内が温まってから蒸すようにしましょう。

出来上がりの確認方法は竹串で指してみて、穴から透明な汁が出てくれば蒸し上がりのサインになります。

茶碗蒸しが固まらない時の対処法・応急処置法は?

茶碗蒸しは調理工程の少なく一見簡単そうに見えますが、作る際にいくつかの点に注意して調理しないと失敗しやすい料理です。ここでは自宅で茶碗蒸しを作る過程で固まらないときの対処法を複数の例を上げて説明していきます。

①卵液を追加する

はじめに作った卵液の卵と出汁の割合をもう一度確認し、水分量が多いようなら卵液を追加してください。卵液に含まれるタンパク質の量を増やし、再度加熱することによって固める力を強くします。茶碗蒸しをうまく固めるには卵液と出汁などの水分量を正確に計り、割合が乱れないようにすることが重要です。

②舞茸を下茹でしてから入れる

舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれているため茶碗蒸しの具材には向いていませんが、どうしても舞茸を使いたい場合は下茹でしてから使うという方法があります。舞茸に含まれるタンパク質分解酵素は熱に強いため、卵液に混ぜて蒸しただけではその働きを抑えることはできません。

茶碗蒸しに舞茸を使用する際は予め高温の鍋でしっかりと下茹でし、タンパク質分解酵素を壊して卵が固まらなくなることを防ぐようにしましょう。もし誤って生の舞茸を入れてしまった場合は、直ちに取り除いてください。

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