からしの原材料は?何でできているの?種類別の違いを比較して紹介!
からしは何でできているか知っていますか?今回は、からしの原材料の違いを〈和からし・チューブ〉など種類別に紹介します。スーパーでもよく見かける事が多い、からしとマスタードの原材料の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
からし粉に水を加えて溶いたのが練りからし
練りからしとは、からし粉に水やお湯を加えて溶いたものです。ただし前述した通り、からしの辛味成分や風味は揮発性が高い為、辛味や風味を楽しみたい人はからし粉を購入して水やお湯で溶いた自分好みの練りからしを楽しむのも良いでしょう。
からしチューブの原材料は?普通のからしと違う?
ここまで普通のからし・からし粉・練りからしの原材料などを紹介しましたが、家庭の冷蔵庫によくあるからしチューブの原材料は普通のからしとは違うのでしょうか。ここからは、からしチューブの原材料や普通のからしとの違いを紹介します。
からしチューブには『食品添加物』が加わっている
一般的なからしチューブの原材料は以下の通りです。
・からし
・油
・でんぷん
・食塩
・香辛料抽出物
・ソルビトール
・キタンサン
・ミョウバン
・酸化防止剤
からしチューブは食品メーカーによって原材料が多少異なりますが、どの食品メーカーも食品添加物を使用しています。ソルビトールは、じゃがいもやとうもろこしのでんぷん由来の糖アルコールで、ミョウバンは膨張剤や色付けの安定剤として使用されていますが、それぞれ発がん性などの心配があります。
からしチューブに含まれている食品添加物は少量なので、からしチューブを一度に大量に食べるなどしなければ健康を害することは基本的にありません。しかし、気になる人はからし粉を買って自分で練りからしを作ると良いでしょう。からし粉であれば、原材料はからし種のみで食品添加物は入っていない為、安心して使う事ができます。
からしとマスタードの原材料の違いは?
ソーセージやホットドッグなどの洋食にかける事が多いマスタードは、見た目はからしに似ていますが、辛子とは違うのでしょうか。ここからは、マスタードとからしと原材料に違いがあるのか紹介します。
マスタードは辛味が弱めの「からし種」を原材料に使っている
マスタードは、イエローマスタードシードという辛味が弱めの「からし種」を原材料として使っています。オリエンタルマスタードシードと同じ菜の花の一種から採れるからし種ですが、揮発性が弱く辛味が弱いのが特徴です。
さらにマスタードは水やお湯を混ぜる際にお酢も一緒に加える為、酢酸の効果により辛味を生み出す酵素の働きが抑えられ、からしよりも辛味がマイルドになります。
その為、からしが苦手な人でもマスタードなら食べられるという人も少なくないようです。なお、粒マスタードは辛味が強めのブラックマスタードシードやブラウンマスタードシードなどが原材料になる為、マスタードよりは辛味を感じることができます。
(*からしとマスタードの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
からしは原材料の違いで辛さが変わる
からしは菜の花の種子であるマスタードシードが原材料で、その種類によって辛さが変わることが分かりました。からしの辛味成分は揮発性が高いですが、からし粉などのからし独特のツンとした辛味を楽しむ事をできる商品もあるので、好みに応じて選んでみてください。