からしの原材料は?何でできているの?種類別の違いを比較して紹介!
からしは何でできているか知っていますか?今回は、からしの原材料の違いを〈和からし・チューブ〉など種類別に紹介します。スーパーでもよく見かける事が多い、からしとマスタードの原材料の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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からしとは?何でできているの?
ツンとした辛味が特徴的なからしは、納豆の中にも付属品として入っていたり、おでんやとんかつなどの料理に付けたりと用途が幅広い調味料です。スーパーでもよく見かけるからしは、一体何でできているのかをまずは紹介します。
からしの原材料は「からし種(マスタードシード)」
からしの原材料は「からし種(マスタードシード)」で、以下のような種類があります。
・オリエンタルマスタードシード
・イエローマスタードシード
・ブラウンマスタードシード
・ブラックマスタードシード
マスタードシードは、菜の花の一種であるアブラナ科のカラシナの種子です。種皮の色によってイエロー・オリエンタル・ブラウンなどの種類に分けられます。ブラックマスタードシードは、外の皮が黒色で粒が小さい事が特徴で、マスタードシードの中で一番辛味と香りが強いです。
オリエンタルマスタードシードとブラウンマスタードシードは同じカラシナ種で、ブラウンマスタードシードは辛味がマイルドで、オリエンタルマスタードシードは主にカナダから輸入されています。イエローマスタードシードは外の皮が薄く、他のマスタードシードよりも粒が大きく、辛味と風味が一番マイルドです。
普通のからしの原材料は?
からしでも和からしやマスタードとも呼ばれる洋からしなど、様々な種類がスーパーでも販売されており、どれを買おうか迷ってしまう事もあるのではないでしょうか。そこでまずは、普通のからしの原材料から紹介します。
普通のからしの原材料は2種類の「からし種」のブレンド
普通のからしの原材料は、オリエンタルマスタードシードとイエローマスタードシードの2種類の「からし種」をブレンドしたものです。辛味が一番マイルドなイエローマスタードシードを混ぜているので、程よい辛味やからしの風味を楽しむ事ができるようになっており、焼売などに付けると美味しいのでおすすめです。
和からしの原材料は?普通のからしと違う?
スーパーではよくからしチューブが販売されていますが、その近くに和からしという商品が置いてあるのを見た事がある人も多いのではないでしょうか。和からしは、普通のからしとはどう違うのかを紹介します。
和からしはより辛味が強い「からし種」2種類をブレンドし原材料としている
和からしは普通のからしよりも辛味が強く、原材料としてオリエンタルマスタードシードとブラウンマスタードシードの2種類の「からし種」をブレンドしています。ブラウンマスタードシードは、セイヨウカラシナの種子から採る事ができ、外の皮は濃い黄色になっているのが特徴です。
粉状にしたからし種に水やお湯を加えると、アリル芥子油という揮発性の高い成分が発生し、その成分がツンとした匂いや辛味の素となります。和からしはイエローマスタードシードよりも辛味が強いブラウンマスタードシードが加わっている事で、おでんなどに少量付けるだけでしっかりと辛味を感じる事ができるので、是非試してみて下さい。
からし粉と練りからしは原材料は違う?
からし粉と練りからしは同じからしという名前がついていますが、原材料は違うのでしょうか。からし粉の製造方法や練りからしとは何なのかを紹介します。
からし粉の製造方法
からし粉は、菜の花の一種であるオリエンタルマスタードシードを石臼や乳鉢ですり潰し、細かい粉状にしたものです。
からし独特のツンとした辛味は、水やお湯で練ると発生するようになっていますが、この辛味成分は揮発性が高いことから一度水やお湯を加えてしまうと辛さや風味が長続きしません。そこで辛味や風味を楽しみやすいように、自分で水やお湯に溶かして使えるからし粉が販売されるようになったのです。