ふきの種類と特徴は?食べられない場合も?見分け方を画像で紹介!

ふきの種類は豊富にあるのを知っていますか?食べられないふきもあるのでしょうか?今回は、<山蕗・水ふき・京ぶき>などふきの種類と見分け方に加え、収穫時期や旬を紹介します。ふきに似た植物の種類や美味しい食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ふきの種類には何がある?見分け方は?
  2. ①愛知早生ふき(あいちわせふき)
  3. ②水ふき・山蕗(やまぶき)
  4. ③秋田ふき
  5. ④ラワンブキ
  6. 食べられないふきもある?
  7. ふきに似た植物の種類は?
  8. ①ツワブキ(石蕗)
  9. ②オタカラコウ
  10. ③ハシリドコロ【毒】
  11. ふきの旬・収穫時期や産地は?
  12. ふきの旬・収穫時期は4月〜6月
  13. ふきの主な産地は愛知・北海道など
  14. 京ぶきの主な産地は京都・奈良
  15. ふきの美味しい食べ方は?
  16. ①きゃらぶき
  17. ②ふきごはん
  18. ③ふきの肉巻き
  19. ふきの種類は豊富にある!

ふきの種類には何がある?見分け方は?

ふきはうどやわらびと同様に有名な山菜で、独特の香りと歯ごたえがある野菜ですが、実はいくつか種類があることはあまり知られていません。ここでは、ふきの種類について説明をします。

①愛知早生ふき(あいちわせふき)

スーパーなどで広く見られるふきのほとんどがこの愛知早生ふきで、市場の半分以上を愛知早生ふきが占めています。愛知早生ふきは、淡緑色で1mほどの長さになります。江戸時代から栽培されていて自生している山ぶきよりも香りは弱いもののアクが少なく柔らかいため、食べやすいです。

②水ふき・山蕗(やまぶき)

地ふき、青ふき、河内ふき、京ぶきとも呼ばれ、産地は京都や奈良を中心としています。色は淡色の緑色で茎はツルツルしていて根元が赤くなっています。自生している水ふき・山蕗は特に香りが強く感じられ、野菜としてよりも佃煮のきゃらぶきとして出回っていることが多いです。

③秋田ふき

出典: @chiakisakamoto

茎は2メートルほどの長さがあり、また葉も1メートルを超えるサイズの大きなふきになります。茎が筋ばっていて愛知早生ふきよりも歯ごたえがあるため、佃煮などに加工されて売られていることが多いです。今は自生のものの他に栽培されている秋田ふきも多く出回っています。

④ラワンブキ

北海道足寄町の螺湾川に自生するふきで、秋田ふきはこのラワンブキが分化したものだと言われています。他のふきよりもかなり大きく、中には4mほどに成長するふきもあるそうです。見た目に反してやわらくアクが少ないため、煮物に適しています。ラワンブキは北海道遺産に指定されていて、足寄町には鑑賞圃場があり、道の駅で食べることもできます。

食べられないふきもある?

実は、ふきは茎の部分が地中にあり、一般的に茎と呼んでいるのは地上に出ている葉の柄です。地下にある茎は有毒で食べられず、地上に出ている葉の柄の方を山菜として食べているのですが、この部分においても茎が赤い場合はアクが強くてまずいため食べることができません。

また、ふきが元々持っているピロリジジンアルカロイド成分は肝障害や発がん性があると言われていますが、こちらは茹でれば問題はありません。ふきを生で食べることは元々ないのですが、他の野菜と違ってアク抜きをしっかりする必要があるでしょう。

ふきに似た植物の種類は?

ふきは、日本原産のキク科フキ属の多年草です。ふきが山菜として食べられることは説明しましたが、実はふきによく似た植物もあります。山菜取りで間違えないためにも、ここではふきに似た植物について説明します。

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