ふきの種類と特徴は?食べられない場合も?見分け方を画像で紹介!
ふきの種類は豊富にあるのを知っていますか?食べられないふきもあるのでしょうか?今回は、<山蕗・水ふき・京ぶき>などふきの種類と見分け方に加え、収穫時期や旬を紹介します。ふきに似た植物の種類や美味しい食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
①ツワブキ(石蕗)
ツワブキは名前もふきに似ていますが、以下がツワブキの特徴です。
・キク科ツワブキ属の多年草
・花は黄色く秋に咲く
・見た目がふきに似ている
・食べることができる
ツワブキはふき同様食べられるため、間違えても問題にはなりません。ツワブキの食べ方は、ふきと同じく佃煮や煮物がおすすめです。機会があれば試してみると良いでしょう。
②オタカラコウ
出典: @kanbee1109
ツワブキと同じくふきに似た植物のオタカラコウは、以下が特徴です。
・キク科メタカラコウ属の多年草
・山中の水辺に生えている
・0.6~1.2mほどの高さがある
・花が黄色く葉や茎には特有の匂いがある
ちなみに同じ植物の仲間としてメタカラコウがあり同じ黄色の花が咲きますが、オタカラコウは雄宝香、メタカラコウは雌宝香と書き、舌状花の数や葉の形に違いがあります。
③ハシリドコロ【毒】
出典: @shinsyu_photo
ハシリドコロは、他の植物と違って注意が必要な植物です。
・ナス科ハシリドコロ属
・毒性があり、食べると錯乱症状を起こす
・新芽の時期がふきと同じで香りがない
毒性があることが大きな特徴になり、ふきと新芽の時期も同じなため、春先にふきのとうと間違えて食べる人がいます。実際に食中毒事件が起こったこともあるため、山菜摘みで自信がない時は採取はやめておきましょう。
ふきの旬・収穫時期や産地は?
ふきの蕾であるふきのとうは春の食材として有名ですが、同じ植物のふきは旬が若干違います。ここではふきの旬や産地について解説します。
ふきの旬・収穫時期は4月〜6月
いわゆる天然もののふきが出回る旬は4月から6月となっています。ふきは全国の山に自生していて、山菜取りの時期に見かける山ふきは茎が細くて短く、うどやわらびとともに農産物の直売所などに出回ります。
対してスーパーなどで売られている茎が太くて長いふきは、ほとんどが栽培されたビニールハウスのふきになり、他の野菜同様ほぼ1年中出回っている状況です。ちなみにふきのとうはふきの種類の一つではなく花芽になり、ふきよりも若干旬の時期が早い春先です。
ふきの主な産地は愛知・北海道など
ふきは北海道から九州まで広く分布していますが、出荷している地域は限られてきます。その中で、愛知県は江戸時代からふきの栽培を行っており、ふきの種類に関する項でも説明した通り有名な産地のひとつです。次に群馬県、大阪府、北海道、徳島県、秋田県と続きます。暑い地域では、自生しているもののふきの栽培はほとんどされていません。
京ぶきの主な産地は京都・奈良
京ぶきと言われる産地が京都や奈良のふきは自生のものは特に香りが強いため、主にきゃらぶきなどの加工用になります。愛知よりも生産量が少ないため、地域によっては手に入れることは難しいでしょう。
(*ふきの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)