梨の賞味期限は?常温・冷蔵庫でどれくらい?日持ちする保存方法を紹介!
【たにがみ農園監修】梨の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、梨の賞味期限を<幸水・豊水>など品種別や<常温・冷凍・冷蔵>など保存方法別に比較しつつ紹介します。梨の日持ちする保存方法や、腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
梨の賞味期限は長い?短い?
水分を豊富に含んで爽やかな甘さが人気の梨は、夏から秋の期間に様々な品種が出回ります。さっぱりとした美味しさが魅力の梨ですが、梨の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。また、品種によって賞味期限に違いがあるかについても紹介します。
梨の品種によって賞味期限が変わる
梨は、品種によって賞味期限に違いがあります。日持ちする梨の品種と、日持ちしない梨の品種を以下で示します。
【日持ちする品種】
・新興
・新高
・南水
・にっこり梨
・あたご梨
・王秋
・二十世紀
・あさづき
・甘太
【日持ちしない品種】
・幸水
・豊水
・洋梨
・かおり梨
・愛甘水
・秋麗
・秀玉
・長十郎
・新甘泉
梨の中でも幸水や豊水は水分が多くジューシーで、スーパーなどで販売されていることも多いことから食べる機会の多い品種ですが、残念ながら日持ちはあまり期待できません。一方、暑さが和らぐ秋の半ばから晩秋にかけて旬を迎える梨の品種は、水分が多く形も大きくて日持ちもしやすいという特徴があります。
谷上雄亮
たにがみ農園
コメント「梨の品種によって賞味期限が変わる」 大きく分けて8月、9月、10月、11月と収穫期を分けるとすれば、11月に近づくにつれだんだんと日持ちがしやすい品種が多くなってきますが、梨農家は基本的にすぐ食べられる状態の物を収獲・出荷してますので、早めに食べるのが美味しく食べられる方法です。
梨の賞味期限はどのくらい?
梨は品種によって賞味期限に違いがありますが、保存方法によっても食べられる期間に違いが出てきます。ここでは、梨を常温保存・冷蔵保存・冷凍保存した場合に、どのくらい賞味期限に違いが出るかを解説します。
①常温で3日~3週間程度
賞味期限目安 | |
幸水・豊水 | 4日〜10日 |
その他の品種 | 5日〜90日 |
切った梨 | その日のうち |
梨の賞味期限は品種にもよりますが、新聞紙で包んで常温または冷暗所保存で3日〜3週間程度です。常温保存もできるものの、実際には梨は購入後は早めに冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
常温での保存をおすすめしない理由は、梨が日持ちがしにくく、追熟で甘くなることはないためです。冷蔵庫に入れることで美味しさは変わらずに食べられる期間を延ばすことができます。
②冷蔵保存で1週間〜1ヶ月程度
賞味期限目安 | |
幸水・豊水 | 7日〜14日 |
その他の品種 | 21日〜60日 |
切った梨 | 3日〜4日 |
梨を冷蔵保存した場合の賞味期限の目安は上記の通りです。梨は日持ちがしにくく、常温保存よりも冷蔵保存の方が適しています。 冷蔵保存すると、晩秋に収穫された梨で日持ちする品種によっては、3週間から数ヶ月の期間にわたって保存できますが、通常は1ヶ月以内に食べ切れるといいでしょう。
なお、切った梨は空気に触れることで酸化が進んでいくため、冷蔵保存でも3〜4日のうちに食べ切ることをおすすめします。
③冷凍保存で1ヶ月以上
食べ切れない量の梨がある時は、切ってから冷凍保存することをおすすめします。冷凍保存の場合、1ヶ月以上保存することができるので、早めに食べ切れる量だけ冷蔵保存して食べ切れない分は早めに冷凍しておくと良いでしょう。なお、詳しい冷凍保存の方法に関してはこの後で詳しく説明するので参考にしてみてください。
梨の日持ちする保存方法は?
梨は種類によっては日持ちがしにくい果物ですが、どのように保存すれば長い期間、美味しく食べられるでしょうか。ここでは、梨の最適な保存方法について解説します。