梨の賞味期限は?常温・冷蔵庫でどれくらい?日持ちする保存方法を紹介!
【たにがみ農園監修】梨の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、梨の賞味期限を<幸水・豊水>など品種別や<常温・冷凍・冷蔵>など保存方法別に比較しつつ紹介します。梨の日持ちする保存方法や、腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①冷蔵保存の場合
梨を冷蔵保存する場合の手順やポイントは、丸ごとか切った状態かで異なり、それぞれ以下の通りです。
【丸ごとの梨の場合】
1.キッチンペーパーで包んだあと、ラップでさらにしっかりと包む
2.保存袋に入れて空気をできる限り抜く
【切った梨の場合】
1.切った梨を、塩水に浸す
2.梨を流水で洗う
3.切った梨を重ならないように並べてラップで包み、保存袋に入れる
4.袋の中の空気を抜いて冷蔵保存する
梨は水分を多く含む果物のため、乾燥することで鮮度が落ち、腐敗を促してしまいます。そのため、梨を丸ごと冷蔵保存する際は、キッチンペーパーで包むなどして乾燥を防ぎ、水分を逃がさないようにしましょう。
一方切った梨の場合、切った部分が空気に触れると酸化して変色が始まります。酸化は衛生面で問題はありませんが、お弁当などに入れるときには見栄えが悪くなるのがデメリットです。そこで梨を塩水に浸すことで酸化を抑え、変色を防ぐことが期待できます。ほか、砂糖水・はちみつでも酸化防止の効果が期待できるでしょう。
(*梨の変色について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
谷上雄亮
たにがみ農園
「梨の日持ちする保存方法は?」 いろんなサイトでいろんな保存方法が掲載されています。梨農家から見てもほんとに?って思う記事も沢山あります。収獲後の梨も呼吸したりと生きていますので、乾燥を防ぎ、呼吸を押さえる事がポイントです!
②冷凍保存する場合
切った梨を冷蔵保存よりもさらに長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。その際のポイントは、以下の通りです。
・切った形のまま冷凍する場合は、重ならないように並べてラップに包む
・切った形以外でも良い場合は、コンポートにしたりすり下ろしてから保存容器に入れる
・いずれも保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍保存する
梨は最長で1ヶ月ほど冷凍保存することができますが、完全に解凍してしまうと食感が悪くなって美味しさが損なわれます。また、冷凍することで生の梨とは違った食感になることは避けられませんが、半解凍でシャーベットやスムージーにして食べると生食とは違う美味しさになるでしょう。
(*梨の保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梨の賞味期限が切れて腐るとどうなる?
出典: @shishinrian
梨をしばらく保存した後に食べる際は、腐っていないかどうかを確認することが大切です。ここでは梨の賞味期限が切れて腐った時の特徴を紹介するので、参考にしてください。
・腐敗臭がする
・白っぽいカビが生える
・触ると柔らかくなっている部分がある
・変色する
・味に違和感がある
上記の特徴に当てはまる場合は梨の賞味期限が切れて腐敗が始まっている可能性が高いため、速やかに廃棄してください。外気温が高い季節に水分が多い梨を常温保存すると腐りやすいため、できるだけ正しい方法で冷蔵保存するか、すぐに食べられないのであれば冷凍保存することをおすすめします。
(*梨が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
梨の賞味期限に注意しよう
梨の賞味期限や保存方法などについて紹介しました。梨は種類も多く、それぞれに食感や味の特徴がありますが、品種によっては日持ちがしにくいものもあります。正しい保存方法を知って、できるだけ長く梨の美味しさを楽しんでください。