韓国の調味料「カンジャン」とは?種類別の特徴や使い方を紹介!
韓国の調味料「カンジャン」とは何か知っていますか?今回は、カンジャンの意味やヤンニョムとの違いに加えて、製造方法なども紹介します。カンジャンの種類別の特徴や使い方のほか、活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
韓国のスーパーに行くと、様々な種類のカンジャンが販売されていますが、その種類により味や特徴が異なるようです。ここでは、カンジャンの種類別の特徴と使い方について説明します。
①クッカンジャン
クッカンジャンは原料として大豆のみを使用して伝統製法によって長期熟成されたもので、朝鮮醤油(チョソンカンジャン)あるいは家醤油(チッカンジャン)とも呼ばれます。カンジャンの中で最も多く塩分を含んでいますが、色は薄めなので塩代わりに使うことが多く、韓国料理では汁物や和え物の他スープや鍋、ナムルなど幅広く用いられています。
②チンカンジャン
チンカンジャンは改良式の製造方法で作られたもので、倭醤油(ウェカンジャン)とも呼ばれます。倭は日本を意味しており、クッカンジャンと比較すると発酵・熟成させる期間は短いです。チンカンジャンは色は濃いものの塩分は控えめで、甘めの味わいです。加熱しても味が変わらないことから、炒め物から煮物まで様々な料理に用いられています。
③ヤンジョカンジャン
ヤンジョカンジャンは醸造醤油にあたり、微生物の力で自然発酵させてから長期熟成させて作ります。色はチンカンジャンと変わりませんが、香り豊かで深い味わいが特徴です。そのため刺身や和え物、ドレッシングやタレのベースなど、加熱せずに作る料理に使われるのが一般的です。
カンジャンの活用レシピ
カンジャンは様々な役割を担う調味料なので、使用する料理にもバリエーションがあります。ここでは、韓国料理の中でも有名なカンジャンを活用したレシピを3つ紹介するので、ぜひ自宅で作ってみてください。
①カンジャンケジャン
カンジャンケジャンとは蟹を生きたままケジャンと韓国焼酎で作ったタレに漬ける料理ですが、このレシピでは冷凍ものを使用しています。タレの材料を鍋て煮詰めてから冷やし、そこに冷凍の蟹を漬けて4日ほど置くと出来上がりです。
②カンジャンチキン
辛い物が苦手でヤンニョムチキンを食べられない人におすすめのレシピで、みりんとハチミツを加えているので甘辛味に仕上がります。揚げる前にまぶす片栗粉を薄めにしておくと、軽めの口当たりになるのでおすすめです。
③カンジャンポッサム
カンジャンポッサムとは豚肉を使った韓国の定番料理で、カンジャンと酒、ごま油で作ったヤンニョムに豚のブロック肉を漬け込んだものを蒸して作ります。鍋にスライスした玉ねぎを並べ、豚肉と香味野菜をのせて水を加えて蓋をして煮るだけと簡単です。