生クリームと牛乳の違いとは?代用できる?仕上がりの味の変化など比較して紹介!
生クリームと牛乳の違いを知っていますか?代用できるのでしょうか?今回は、<製造方法・カロリー・栄養価>など生クリームと牛乳の特徴の違いや、代用した時の味わいの違いなどを紹介します。<生チョコ・スフレチーズケーキ・グラサージュ・クリームパスタ・プリン・キッシュ>など代用して作るレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 生クリームと牛乳は違いある?
- 生クリームと牛乳の定義・製造方法の違いは?
- 牛乳は脂肪分が3%以上の飲料用製品
- 生クリームは脂肪分が18%以上の調理用製品
- 生クリームと牛乳の製造方法の違い
- 生クリームと牛乳のカロリー・栄養・効果の違いは?
- 生クリームと牛乳のカロリー・脂質を比較
- 生クリームの栄養価・効能
- 牛乳の栄養価・効能
- 生クリームは牛乳で代用できる?味に違いでる?
- 生クリームを牛乳で代用した時の味の違い
- 牛乳を生クリームに近づける方法
- 本格生クリームを牛乳から作る方法
- 生クリームを牛乳で代用して作ったレシピを紹介!
- ①生チョコ
- ②スフレチーズケーキ
- ③グラサージュ
- ④クリームパスタ
- ⑤プリン
- ⑥キッシュ
- 生クリームと牛乳の違いはあった
生クリームと牛乳は違いある?
生クリームと牛乳は料理・お菓子を問わず、レシピによって牛乳を使うか生クリームを使うかは明確に分かれています。サラッとした牛乳に対して濃厚な生クリームは栄養的にも違いがあるのでしょうか。今回は、生クリームと牛乳の違いと使い分けについて詳しく解説していきます。
生クリームと牛乳の定義・製造方法の違いは?
生クリームと牛乳はどちらも生乳を原料にしたもので、見た目も似ているので大して違いがないように見えます。ここでは、生クリームと牛乳の定義・製造方法の違いについて解説します。
牛乳は脂肪分が3%以上の飲料用製品
牛乳は、殺菌処理した生乳の成分そのままのものと定義されており、牛乳の乳脂肪分の基準は3%以上と決められている飲料用製品です。実際にスーパーなどで販売されている牛乳は、乳脂肪分3.5%以上の製品が大半を占めているようです。
生クリームは脂肪分が18%以上の調理用製品
生クリームは、殺菌処理した生乳から分離させた乳脂肪分を更に濃縮して作られている調理用製品で、飲料用製品に分類される牛乳とは違い飲み物とは違う扱いです。生クリームの乳脂肪分は18%以上と決められており、牛乳よりも非常に高いことから脂肪の性質を利用してホイップづくりに使うことができます。
(*生クリームについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
生クリームと牛乳の製造方法の違い
ここでは生クリームと牛乳の製造方法の違いを解説します。
【生クリームの製造方法】
①殺菌処理した生乳を遠心分離機にかけて脱脂乳とクリームに分離する
②乳脂肪率を調整する
③殺菌処理をしてすぐに10℃以下に冷やして熟成させる
【牛乳の製造方法】
①生乳を均質機にかけて脂肪の大きさを細かく均一にする
②加熱殺菌処理をして10℃以下に冷やす
③紙パックに牛乳を充填して密封する
③製品検査に合格した牛乳は出荷される
生クリームと牛乳の製造過程で大きく違う点は、遠心分離機で乳脂肪を分離させるか均質機で乳脂肪を均質化するかという点です。生クリームのようなクリーム類は、遠心分離器で乳脂肪の割合を変化させています。ホイップを作る場合には乳脂肪分が多い方が泡立ちやすいなどの特徴があり、乳脂肪分の量に応じて使い分けがされています。
生クリームと牛乳のカロリー・栄養・効果の違いは?
生クリームと牛乳はどこに違いがあるのでしょうか。ここでは、生クリームと牛乳のカロリー・栄養・効果の違いを解説するので使い分けの参考にして下さい。
生クリームと牛乳のカロリー・脂質を比較
100mlあたり | カロリー | 脂質 |
牛乳 | 61kcal | 3.8g |
生クリーム | 404kcal | 43.0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※2)
表にもあるように、生クリームは牛乳の6倍以上のカロリーと11倍以上の脂質が含まれています。生クリームのこってりとした味わいはこの脂質の多さから生まれるものですが、その分カロリーも高いのでダイエット中などには使い過ぎに注意が必要です。