キタアカリとは?どんな特徴の品種?収穫時期や向いてる料理・人気レシピも紹介!
じゃがいもの品種「キタアカリ」を知っていますか?ホクホクですが煮崩れしやすいのが特徴の品種です。今回は、「キタアカリ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈コロッケ、じゃがバター、ポテトサラダ〉など「キタアカリ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ここではキタアカリに向いているじゃがいも料理をいくつか紹介します。じゃがいもは品種によって味や崩れ方が大きく違うので、知っておくと料理に使いやすくなります。キタアカリの甘さや舌触りの特徴を生かしたじゃがいも料理を選んで作ってみましょう。
キタアカリが向いている料理
キタアカリに向く料理と向かない料理は以下の通りです。
【向いている料理】
・ポテトサラダ
・ポテトコロッケ
・じゃがバター
・ジャーマンポテト
・スープ
・ガレット
・フライドポテト
【向かない料理】
・カレー
・シチュー
・肉じゃが
・豚汁
キタアカリに向く料理は、あえて潰して作る料理や、じゃがバターなどのシンプルな調理法が多いようです。また、味の甘さを生かしてビシソワーズなどのスープにするのにも向いています。
キタアカリは煮崩れしやすいので同じ汁物でもじゃがいもの形が残る味噌汁などの汁物や、カレーなどの煮込む料理は避けた方が良いでしょう。煮崩れすると見た目が良くなく、じゃがいものでんぷん質で濁ったような汁になってしまいます。
なお、煮転がしもあまり向いた料理とはいえませんが、皮つきのまま煮ると煮崩れをある程度防げるので新じゃがが出たころであればおすすめの調理法です。新じゃがで煮転がしを作る場合は、皮が薄く小さ目のキタアカリを選ぶと食べやすくなります。
赤い斑点があるキタアカリは食べていい?
収穫したばかりのキタアカリでも皮に赤い斑点が出ていることがあります。一見病気や腐っているように見えますが、これはキタアカリの皮の特性であり病気ではありません。味には特に問題ないので食べても大丈夫です。なお、キタアカリの中でも皮に赤い斑点のようなものが出やすい品種としては、花標津やはるかと言う品種が挙げられます。
ただし、キタアカリは収穫から時間が経つと芽が出てくる場所がより赤くなる傾向があります。じゃがいもの芽にはソラニンにと呼ばれる毒性を持つ物質が含まれ、誤って食べると腹痛などの悪影響が出るので、芽は必ず取り除いて食べるようにしましょう。
キタアカリの人気レシピを紹介!
キタアカリは煮物や煮込み料理には向かないものの、その甘い味わいを活かしてシンプルな料理からこだわりの料理まで幅広い料理に使いやすいじゃがいもです。ここではキタアカリにおすすめのレシピを紹介するので、キタアカリが手に入ったらぜひ作ってみてください。
①ポテトサラダ
ポテトサラダは作るのに手間がかかりますが、煮崩れしやすいキタアカリの特徴を生かせば潰すのが簡単になります。具材をツナなどに変えてアレンジして作っても美味しいので、好みに合ったポテトサラダを作ってみてください。
②コロッケ
キタアカリで作るコロッケは、ホクホクとしてじゃがいもの食感がしっかり感じられます。キタアカリのようなじゃがいもは皮を剥くのが大変ですが、茹でてすぐにキッチンペーパーで包むようにして剥くと簡単に剥けます。
③じゃがバター
新じゃがの季節には旬ならではの美味しさを楽しめるじゃがバターは、レンジで加熱しても簡単に作れます。子供のおやつやビールのおつまみにピッタリの一品で、残った場合は他の料理にアレンジしても美味しく食べられます。