特産品「越谷ネギ」とは？どんな特徴の品種？歴史や食べ方・レシピのおすすめも紹介！

幅広い料理に合う使い勝手の良いねぎですが、越谷ねぎという種類のねぎがあるのを知っているでしょうか。ここでは越谷ねぎの歴史や特徴などについて紹介します。

越谷ねぎは埼玉県の越谷市で誕生したねぎで、越谷市で越谷ねぎが生産されるようになったのは江戸時代と言われています。自然堤防のある場所で栽培されているのが特徴で、古くから良質なねぎの産地として名高く知られていました。現在、ねぎの出荷額は県内4位で今でもさかんに生産が行われていると言えるでしょう。

越谷ねぎの特徴は普通のねぎと比べると、白身がしっかりとしまっていることです。このため、煮崩れがしにくく、鍋などの料理に向いていると言えます。ねぎ独特の辛みの中にも甘さがあるのが特徴で、煮るのはもちろん、焼いたり揚げたりしても美味しく食べられるねぎと言えるでしょう。

越谷ねぎは高級料亭でも使用されているねぎで、1本200円程度の高値がつくこともあります。一般的なねぎが1束2本で100円から200円程度であることを考えると、その価格は倍以上になることもあるようです。鴨鍋などとの相性も良いので、家庭で少し贅沢を楽しみたい時にもおすすめの食材です。

（＊ねぎの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

越谷ねぎは、全国的に見ても高級で美味しいねぎだと言うことが分かりましたが、越谷ねぎの旬や産地はどこなのでしょうか。ここでは越谷ねぎの旬や産地を紹介するので、旬の時期に産地に出向いた際にはぜひ探してみてください。

越谷ねぎは埼玉県越谷市で生まれたねぎと紹介しましたが、その主産地も越谷市です。近くを流れる川が運んできた肥沃な土壌と適度な水はけは、ねぎを生産するのにぴったりの条件でであり、ねぎの産地として知られるようになったそうです。やがて毎年明治神宮に献上されるほどの由緒ただしいねぎとなっていきました。

品種改良やビニールハウスの普及もあり、今では一年中収穫出来る越谷ねぎですが、旬の時期は秋から冬頃です。このころに生産量が最も多くなるため、鍋などの料理に入れて楽しまれる事も多くなります。特に鴨鍋との相性は抜群と言われており、鴨鍋専門店でも越谷ねぎがあえて取り寄せて使用されるほどです。