黒大根とは?丸い?長い?レシピ・食べ方や旬の時期・産地など特徴を紹介!
大根の品種「黒大根」を知っていますか?外側が真っ黒なのが特徴の品種です。今回は、「黒大根」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地などを<黒丸大根・黒長大根>別に比較しつつ紹介します。〈漬物・スープ・天ぷら〉など「黒大根」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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黒大根の特徴は?なぜ黒いの?
日本ではあまり見かけませんが、一部の国では黒い色をした黒大根と呼ばれる品種の大根がよく食べられています。黒大根とはどのような特徴をもつ大根なのでしょうか。黒大根の特徴と見た目が黒い理由について解説します。
黒大根は外側が真っ黒なのが特徴
黒大根とは16世紀からヨーロッパで栽培が行われている品種の大根で、ヨーロッパではフランス料理の定番食材として頻繁に使われています。黒大根は皮の色が真っ黒い色をしており、その見た目からブラックスパニッシュやブラックラディッシュなどと呼ばれることもあります。
一般的な大根は皮と果肉ともに白い色をしていますが、黒大根は表皮が黒く中身の果肉は普通の大根と同じように白色なのが特徴です。
黒大根が黒い理由は含まれる色素にある
黒大根の表が黒いのはアントシアニンと呼ばれる植物の色素成分によるもので、黒大根は一般的な白色の大根よりもアントシアニンが多く含まれています。
アントシアニンには血流をよくして目の毛様体筋をほぐし、眼精疲労や視力を回復するほか老眼や緑内障を防ぐ働きがあります。こうした黒大根に含まれるアントシアニンの効能を得るためには、皮を剥かずに調理するのがおすすめです。
(*大根の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
黒大根には「黒丸大根」と「黒長大根」がある?
黒大根は黒丸大根と黒長大根の2つに大別され、それぞれ見た目や食感、値段などに違いがあります。ここからは、黒丸大根と黒長大根の特徴について解説します。
黒長大根の特徴
黒長大根の特徴は、以下の通りです。
・見た目:小ぶりで細長い
・食感:固い
・味:辛い
・価格:1本500円前後
黒長大根はフランスなどのヨーロッパでは馴染み深い野菜で、現地ではフレンチの食材としても使われています。黒長大根は一般的な大根に似た細長い形をしていますが、長さは20cmから30cm、直径は6cmから7cmほどで、普通の大根よりも小ぶりの大きさです。
黒長大根の表皮はざらつきがあり、果肉は水分量が少なく固めで辛味の強い風味で、辛味大根のような食感と味をもっています。黒長大根は生で食べると辛いですが、加熱すると辛味が和らぎ甘みが出て食べやすくなります。通販で売られている黒長大根は1本あたり500円前後で、一般的な大根の3倍ほどの値段です。
黒丸大根の特徴
黒丸大根の特徴は、以下の通りです。
・見た目:球形
・食感:固い
・味:辛い
・価格:1個200円前後
黒丸大根はスペインやイタリアなどで日常的に活用されている黒大根で、大根ではなくラディッシュの仲間に分類されます。黒丸大根の葉は一般的な大根に似ていますが、直径8cmから10cmほどの手のひらと同じくらいの大きさで、ずんぐりとしたかぶに似た形をしているのが特徴です。
黒丸大根の表皮や果肉の味は黒長大根と大差ありませんが、食感は黒長大根よりもやや固く、生で食べると口に残るように感じる場合があります。通販サイトにおける黒丸大根の1個あたりの値段は200円前後で、一般的な大根の1本あたりの値段よりもやや高値で売られています。
黒大根の旬・収穫時期や産地は?
黒大根は、いつごろ収穫されて旬を迎える大根なのでしょうか。黒大根の収穫時期や旬の季節のほか、主な産地について解説します。