ワインは腐る?賞味期限はある?開封後はいつまで?味など劣化の特徴も紹介!
ワインはお酒ですが腐ることはあるのでしょうか?また、見分け方はあるのでしょうか?今回は、ワインが腐るのかどうかや、<開封前・開封後>のワインの賞味期限・飲み頃の期限にくわえ、ワインが劣化して飲めない時の見分け方を<半年・1年・10年>など期間別に紹介します。ワインが劣化しにくい保存方法や劣化した時の使い道も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
①見た目
ワインは酸化することで茶色に変色していくことは、赤ワインでも白ワインでも共通しています。10年以上かけて熟成させるワインが茶色に変色している場合は問題ないものの、製造から1~2年程度のものは劣化している可能性が高いです。またスパーリングではないのにボトル内に気泡が発生しているワインも異常発酵しているので、飲まない方が無難です。
②臭い
ブショネによって劣化したワインはかび臭い、雑巾を絞った臭いなどと表現されるほどの異臭を発します。ブショネになったワインすべてが飲めないわけではありませんが、グラスに入れて空気を含ませた後、時間の経過とともに悪臭が強くなる場合は飲まない方がよいでしょう。
酸化により劣化したワインの場合は腐敗臭を感じるか否かが一つの目安ですが、酸味のあるものもあるのでプロでも判断しにくいとされています。その場合は味わってみたうえで、総合的に判断するとよいでしょう。
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今日行ったテイスティングバーで初めてブショネ(劣化したワイン=ざっくりな説明ですが;)の臭いをかがせてもらった。カビっちゅうかドブっちゅうか、すさまじい臭いだった。。。
③味わい
ワインは、30度以上の高温に置かれるなどの温度変化によって熱劣化と呼ばれる酸化が進むケースもあります。その場合は飲むと強い酸味を感じるのが一般的です。熱劣化したワインは飲めるものの、味や香りが単調になるので美味しいとはいえません。
開封したワインを適切に保存しなかった場合には、黄色ブドウ球菌などの雑菌が混入して食中毒が起こるリスクはゼロではありません。その際には腹痛や下痢、吐き気などの食中毒症状が見られることでしょう。ワインを味わう前に臭いがないかどうかを、必ず確認してから口に含みましょう。
Twitterの口コミ
いぶりがっことぬか床を混ぜたような味のするワインは熟成ではなく劣化しただけだど思います
ワインが劣化しにくい保存・保管方法はある?
家庭においても以下の要領でワインを保存すると、劣化しにくくなるのでおすすめです。
・未開封のワインは光のあたらない暗い場所で保存する
・温度変化の少ない、室温が13~15度程度の部屋で保存する
・ワインの保存をする際には湿度を65~80%の場所にする
・ワイボトルが揺れないように保存する
・コルク栓に他の匂いがつかないように保存する
・開封後のワインはコルクあるいはスクリューキャップで蓋をする
・開封後のワインは冷蔵庫に立てて保存する
上記の方法を守ると未開封のものに限り、ワインボトルの中で熟成が進みます。室温が30度を超えるとワインは煮え始め、13度未満になるとバランスが悪くなるので注意が必要です。またワインに光があたることで、還元臭が発生することもあります。
開封後のワインは空気に触れると酸化が進むだけでなく、黄色ブドウ球菌が繁殖することもあります。酸化によって腐ることを避ける意味でもポンプを使ってボトル内を真空にするか、窒素ガスを注入しましょう。
ワインが劣化した時の使い道はある?
酸化により劣化したワインであっても、腐るまでいかないものを処分するのは気が引けるものです。しかし酸化して劣化したワインは、飲んでも美味しいとはいえません。ここでは、ワインが劣化した際の使い道を紹介します。
ワインが劣化したら加熱料理に使おう
劣化したワインは加熱調理に活用するのがおすすめで、以下のメニューに適しています。
・サングリア
・ホットワイン
・ワイン煮込み
・ワイン塩
フルーツを加えたカクテルであるサングリアやハーブとともに温めるホットワインは、果物やハーブの香りで劣化が気にならなくなるうえに手早く作れておすすめです。また牛肉の赤ワイン煮や鶏肉の白ワイン煮などに使用したり、塩を加えて煮詰めてワイン塩を作ったりしておくと重宝します。
(*白ワインを使ったレシピについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)