たけのこが腐るとどうなる?見分け方は?すっぱいのは食べられる?
たけのこがすっぱい匂い・味がしたことはありませんか?食べられるのでしょうか?今回は、たけのこが腐ったらどうなるかを〈味・匂い・見た目〉での見分け方とともに、すっぱい時でも安全に食べられる場合と一緒に紹介します。たけのこが日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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たけのこがすっぱい…腐ってる?
たけのこが旬の時期に茹でたものをいただき、すっぱい臭いがして食べられるのかと不安に思った経験がある人もいることでしょう。たけのこが腐るとすっぱい臭いがするからと、処分する人もいるかもしれません。ここではたけのこからすっぱい匂いがする原因が腐ることによるものかを、見分けるための方法を説明します。
たけのこが腐るとどうなる?見分け方は?
たけのこが腐るとどうなるのかを理解しておくと、すっぱい匂いが食べられるものかどうかを判断しやすくなるはずです。ここでは腐るとたけのこがどうなるのかについて見た目や味わい、臭いの見分け方を交えて紹介します。
①見た目・感触
腐るとたけのこの見た目や食感がどうかわるかについて、以下にまとめました。
・表面にぬめりがある
・触ると柔らかい
・触ると崩れる
・ドロドロになる
・白い液体が出てくる
・たけのこを入れてある水が濁る
・白い膜がはる
・糸をひく
・カビが生える
市販されているたけのこの水煮や、採ったものを茹でてびんなどで保存していたものなどに関わらず、上記の特徴がみられた時には腐っていると考えられます。そのまま保存を続けるとたけのこの切り口が、ピンクから茶色に変化していきます。たけのこは鮮度を保ちにくい食材なので、腐る前に食べ切るのが基本です。
②味わい
腐るとたけのこの味は、以下のように変化します。
・すっぱい味がする
・食べた時に舌がピリピリする
・たけのこがネバネバしている
・気持ちの悪い味がする
たけのこの味わいに上記のような特徴がみられた場合は、腐っていると考えてください。保存しておいたたけのこを口にして酸味を感じたら、すぐに吐き出して処分することをおすすめします。誤って食べ続けると食中毒を発症するリスクがあるので、食べないよう徹底してください。
③臭い
腐るとたけのこの匂いも、以下のように変化します。
・すっぱい臭いがする
・アンモニアのような臭いがする
・不快な臭いがする
たけのこは腐ると強烈な酸味臭を発するので、比較的わかりやすいです。すっぱい匂いがツンとした刺激を伴う酸味臭だと感じたら、すでに腐敗が進んでいると考えられます。見た目や食感とともにチェックして、腐っている場合はたけのこを処分しましょう。
たけのこが腐っているか心配な場合は?すっぱくても食べられる時も?
たけのこからすっぱい匂いがする理由は、必ずしも腐っているからとは限りません。また、たけのこ特有の形状を誤って腐っていると勘違いする人もいます。ここでは、すっぱい匂いがある場合でも食べられるたけのこの特徴を4つ紹介します。
①根元が変色している
根元が赤や紫色、黒に変色していても、たけのこは腐っていません。たけのこが成長してできた根を切り落とすことで、変色したものです。赤や紫色に変色しているたけのこを水煮にすると、色が黒に変化します。たけのこの根元は食べることはできるものの食感が悪いので、切り取られるのが一般的です。
②白いぶつぶつがある
生のたけのこを茹でた後で内側のヒダに白いぶつぶつがみられることがありますが、これも問題ありません。たけのこに含まれているチロシンと呼ばれる成分で、たけのこの旨みのもとでもあります。生のたけのこにはみられないのですが、茹でることで内部から溶けだし結晶化したものです。
チロシンには脳を活性化させたりストレスを軽減したりする効果がある一方、メラニン色素の原因にもなります。チロシンを取り除く必要はありませんが、たくさん食べるとしみやそばかすの原因になる可能性があるので注意が必要です。