たけのこが腐るとどうなる?見分け方は?すっぱいのは食べられる?

たけのこがすっぱい匂い・味がしたことはありませんか?食べられるのでしょうか?今回は、たけのこが腐ったらどうなるかを〈味・匂い・見た目〉での見分け方とともに、すっぱい時でも安全に食べられる場合と一緒に紹介します。たけのこが日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. たけのこがすっぱい…腐ってる?
  2. たけのこが腐るとどうなる?見分け方は?
  3. ①見た目・感触
  4. ②味わい
  5. ③臭い
  6. たけのこが腐っているか心配な場合は?すっぱくても食べられる時も?
  7. ①根元が変色している
  8. ②白いぶつぶつがある
  9. ③たけのこの水煮によるすっぱさ
  10. ④アク抜き時のヌカ成分との反応によるすっぱさ
  11. たけのこがすっぱい場合の腐敗を見分けるには?
  12. たけのこを再度茹でてみる
  13. たけのこが日持ちする保存方法・期間は?
  14. 保存する前に皮付きのままを避けてアク抜きをする
  15. たけのこの保存は冷凍がおすすめ
  16. たけのこがすっぱい場合でも腐ってない時がある!

(*たけのこの白い粒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

たけのこの水煮の白い粒・粉の正体は?食べれる?簡単な取り方も紹介!

③たけのこの水煮によるすっぱさ

たけのこは90%を水分が占める食材なので、常温保存ができません。そのため水煮にして保存するのが一般的ですが、それがすっぱさの原因になることがあります。これは市販されているたけのこの水煮には、酸味料が添加されているからです。酸味料を入れることで、たけのこの変色や風味の劣化を予防できます。

市販されている賞味期限内のたけのこの水煮がすっぱい場合は、酸味料の味なのでそのまま食べても問題ありません。たけのこが国産でも海外産でも酸味料が加わっているのは同じなので、安心して食べましょう。

④アク抜き時のヌカ成分との反応によるすっぱさ

生のたけのこのアク抜きをするために、下茹でするのが基本です。アク抜きのためにたけのこを下茹でする際にヌカを使うのですが、それがすっぱい匂いの原因になることもあります。たけのことアク抜き用のヌカそれぞれの成分が反応することで、そうした匂いが発生するのです。

またアク抜きした後にヌカを十分に洗い流さなかった時も、酸味臭やすっぱさを感じることがあります。そのまま食べるのが辛い時には、後述する対処法を実践したり調理方法でカバーしたりと美味しく食べる工夫をしましょう。

たけのこがすっぱい場合の腐敗を見分けるには?

たけのこのすっぱい匂いが食べられるものなのか腐敗によるものなのか、判断がつきにくい時もあるものです。そんな時は食べる前に、腐っているか否かを確かめる方法を実践するのがおすすめです。ここでは、たけのこからすっぱい匂いがする原因を見極める方法を紹介します。

たけのこを再度茹でてみる

たけのこの見た目や食感、色に問題はないもののすっぱい匂いがすると感じた時は調理する前に再び茹でてみましょう。腐っていないたけのこの場合は、茹でることですっぱい匂いがなくなります。しかし腐っている場合は、茹でた後もすっぱい臭いが残るので処分してください。小さく切ったたけのこを再び茹でることで、風味が抜けることもあるので注意しましょう。

たけのこが日持ちする保存方法・期間は?

前述したようにたけのこは常温保存ができないので、日持ちさせる際には正しい方法で保存する必要があります。そして保存方法によって、日持ちする期間が異なるのです。ここではたけのこを日持ちさせる方法と、その保存期間について説明します。

保存する前に皮付きのままを避けてアク抜きをする

生のたけのこの場合は保存する前に、皮を剥いてからアク抜きをするのが鉄則で、たけのこは皮を付けたままだと日持ちしません。また採ってきたたけのこをすぐに下茹でしなければ、アクによって苦味が強く出てしまいます。皮付きの生のたけのこは、すぐに下処理をすることをおすすめします。

茹でたたけのこをフタ付きの保存容器に入れてそのまま冷蔵保存すると2~3日、水に浸すと1週間ほど保存可能です。水に浸して冷蔵保存する際には、毎日水を入れ換えるよう徹底しましょう。

また市販されている水煮や真空パックのたけのこについては、酸味料を取り除けばすっぱい味や匂いは消えます。そのため購入したら開封し、水を入れたボウルやフタ付きの密閉容器に入れるなどして、4~5日さらすことをおすすめします。この場合も、必ず毎日容器の水を取り替えましょう。

(*たけのこの水煮の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

たけのこの水煮の保存方法・期間は?冷凍で何日持つ?賞味期限の目安など紹介!

たけのこの保存は冷凍がおすすめ

たけのこを少しでも長く保存したいなら冷凍がおすすめで、その手順は以下の通りです。

【だし汁に浸ける場合】
①たけのこのアク抜きをする
⓶アク抜きをしたたけのこを小さく切る
③たけのこをだし汁とともにジッパー付き保存袋に入れる
④保存袋に入れ密封したたけのこを急速冷凍する

【砂糖をまぶす場合】
①たけのこのアク抜きをする
⓶アク抜きをしたたけのこを小さく切る
③たけのこの表面を覆うように、両面にまんべんなく砂糖をまぶす
④砂糖をまぶしたたけのこを使用分に小分けして、ラップで包む
⑤ラップに包んだ後、ジッパー付き保存袋に入れる
⑥保存袋に入れ密封したたけのこを急速冷凍する

だし汁につけたあるいは砂糖をまぶしたたけのこは1ヶ月ほど日持ちしますが、下味がつくので解凍後にどのような料理に使うかを考えておくのがおすすめです。また急速冷凍することでたけのこの水分が氷になる際の結晶を小さくすることができ、細胞壁を壊さず風味が落ちにくくなります。

急速冷凍機能がない冷蔵庫でも金属バットの上にジッパー付き保存袋をおき、上から保冷剤をのせて冷凍庫に入れると同じような効果があります。

(*たけのこの冷凍保存や長期保存の方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

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