梅酢の保存方法・期間は?賞味期限はいつまで?煮沸消毒の方法や容器のおすすめも紹介!
【三常農園監修】梅酢の保存方法・期間を知っていますか?賞味期限はいつまででしょうか?今回は、梅酢の正しい保存方法や<常温・冷蔵>別の賞味期限・期間の目安に加え、保存容器のおすすめを紹介します。容器の煮沸消毒の方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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梅酢の保存方法は?
自家製の梅干しを作った際に一緒に沢山できる梅酢は、梅干し同様、疲労回復効果や抗酸化作用が高く老化防止や美肌など体に嬉しい効能があります。ここでは、梅酢を長持ちさせる保存方法を紹介します。
朝日晃
三常農園
後にご紹介しますが、梅酢は調味料としてもとても優秀なんです。この記事で長期保存方法をしっかり抑えて、是非有効活用してくださいね!
梅酢を濾して綺麗にした後に保存容器に入れる
梅酢の保存方法やポイントを紹介します。
①梅酢を漉す
②消毒をした保存容器に入れる
梅酢には梅干しの繊維や赤紫蘇のかけらが残っている場合があるため、一度漉すと色が悪くならず綺麗に保存することができます。漉し布がない場合は、キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどでも代用が可能です。赤紫蘇を使わない白梅酢の場合も同様に一度濾すと透明度が上がるため、ひと手間かけると良いでしょう。
梅酢は梅干しの塩分濃度によって常温・冷蔵保存を使い分ける
保存方法 | |
梅の15%以上の塩分濃度 | 常温保存(冷暗所)or 冷蔵保存 |
梅の15%以下の塩分濃度 | 冷蔵保存 |
はちみつなどを入れた場合 | 冷蔵保存 |
梅酢は梅干しの塩分濃度によって常温・冷蔵等の保存場所が変わるので、上記の表を参考にしてください。梅干しの塩分濃度が15%以上の梅酢は直射日光が当たらない冷暗所での常温保存ができますが、真夏などは冷蔵での保存をおすすめします。
塩分濃度が15%以下の梅干しから作った梅酢は、常温保存にするとカビが生えてしまう可能性があるため、必ず冷蔵庫に入れて保存しましょう。
朝日晃
三常農園
塩分は、量を調節したり塩抜きしたりすることで、後から調節できます。当園では塩分濃度18%ですが、失敗なく何年も常温で保存できています。忙しくても簡単にできるレシピですので、是非お試しください!
梅酢の保存容器のおすすめは?
梅酢を保存する際には、どのような保存容器に梅酢を使えば良いのでしょうか。ここでは、おすすめの保存容器や消毒方法も紹介するので、参考にしてください。
梅酢を保存するなら煮沸消毒したガラス瓶がおすすめ
梅酢を保存する容器の中でも、遮熱性が高く沸騰消毒がしやすいガラス瓶がおすすめです。しかし金属製の蓋は梅酢の酸によって錆びてしまうため、プラスチック製のものを選んでください。ペットボトルなどでも代用することはできますが、消毒がしにくいため長期の保存には向きません。
梅酢の保存に使う容器の消毒の方法
以下は、梅酢を保存するガラス瓶などの容器を沸騰消毒する方法です。
①容器を洗剤でよく洗う
②容器が全て入る鍋に水を入れる
③鍋の中に容器を入れる
④鍋に火をかけて沸騰させる
➄15分程したら容器を出す
⑥しっかりと乾燥させる
沸騰消毒は必ず熱湯でも割れないガラス瓶で行い、沸騰してから15分程度かけてしっかりと消毒を行います。沸騰したお湯にいきなりガラス瓶を入れると割れてしまう恐れがあるので、火をかける前の鍋に入れておきましょう。容器に水分が残っていると雑菌やカビの繁殖の原因となるので、梅酢を入れる前にしっかりと乾燥させるのがポイントです。
煮沸消毒の出来ないプラスチック製などの容器を使う際は、以下の手順でアルコール消毒を行いましょう。
①容器を洗剤でよく洗って乾燥させる
②アルコールスプレーなどで消毒する
③しっかりと乾燥させる
耐熱性のない容器や鍋に入りきらないほど大きなガラス瓶を使う場合は、アルコール消毒がおすすめです。消毒用のアルコールスプレーのほか、アルコール度数が35度以上のホワイトリカーでも消毒を行うことができます。アルコール消毒する際には清潔なビニール手袋を着け、手の雑菌が付かないように注意しましょう。