ゆで卵は腐るとどうなる?見分け方は?食べた時の対処法も紹介!

ゆで卵を作って保存するときは何日で腐るか知っていますか?今回は、ゆで卵が腐るまでの目安や生卵よりも腐りやすい理由に加え、腐るとどうなるのかの見分け方を〈味・匂い・食感・見た目〉別に紹介します。腐った卵を食べた時の対処法や腐るのを遅らせる保存方法も紹介するので参考にしてください。

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目次

  1. ゆで卵は作って何日で腐る?生卵より日持ちしない?
  2. 作ったゆで卵は冷蔵庫で当日〜3日で腐る
  3. ゆで卵が生卵よりも腐りやすい理由
  4. ゆで卵が腐るとどうなる?見分け方は?
  5. ①匂い
  6. ②見た目・感触
  7. ③味
  8. 腐ったゆで卵を食べた…対処法はある?食中毒の危険性は?
  9. ゆで卵はサルモネラ菌が繁殖しやすく食中毒の恐れがある
  10. 様子をみて体調不良が続くようなら病院へ行こう
  11. ゆで卵が腐るのをできるだけ遅らせる方法は?保存の仕方は?
  12. ①フィリングにして冷凍保存する
  13. ②殻は剥かずに置いておく
  14. ③煮卵・醤油漬けなど調理する
  15. ④半熟ではなく固茹でにする
  16. ゆで卵を腐る前に消費できるレシピ
  17. ①ゆで卵のチーズ焼き
  18. ②半熟ゆで卵の肉巻き
  19. ③ブロッコリーとゆで卵のサラダ
  20. ゆで卵は腐る前に早く消費しよう

ゆで卵は作って何日で腐る?生卵より日持ちしない?

ゆで卵は栄養価に優れ、料理のアレンジが豊富で私たちにとって欠かせない食材です。ゆで卵を作って保存する場合、生卵より日持ちしないのでしょうか。ここでは、固ゆで卵や半熟ゆで卵、殻むきゆで卵をそれぞれ冷蔵と常温に分けて保存した場合、何日で腐るのかを紹介します。

作ったゆで卵は冷蔵庫で当日〜3日で腐る

固ゆで卵が腐るまでの目安 半熟ゆで卵が腐るまでの目安 殻むきゆで卵が腐るまでの目安
冷蔵保存(夏場) 1日 当日 当日〜1日
冷蔵保存(冬場) 2〜3日 当日 当日〜1日
常温保存(夏場・冬場) 2〜3時間 6〜12時間 2〜3時間

季節に関係なく、ゆで卵を作った後はすぐに冷蔵庫での保存が基本です。その際、殻はむかなければ翌日まで保存することが可能です。また、固ゆで卵と半熟ゆで卵で日持ちする期間が異なる為、ゆで卵の状態によって、賞味期限が変わることを把握しておきましょう。

また、ゆで卵をお弁当に入れて持ち歩くこともあると思いますが、基本的に避けたほうが無難です。ゆで卵がご飯やおかずと一緒になると、雑菌が繁殖しやすい温度が保たれるからです。

また、冬場と比べても夏場では温度と湿度が上がって雑菌の繁殖するペースが早くなり、ゆで卵をお弁当に入れて食べるとお腹を壊しかねません。特に、半熟ゆで卵の場合は固ゆで卵よりも腐るのが早くなります。

ゆで卵が生卵よりも腐りやすい理由

卵の卵白にはリゾチームという溶菌作用のある酵素が含まれており、リゾチームは雑菌の繁殖から卵を守る為に欠かせません。しかし、ゆで卵にするとリゾチームの働きが損なわれてしまうので、ゆで卵は生卵よりも日持ちせず、雑菌が繁殖して腐りやすくなります。

(*ゆで卵の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ゆで卵の賞味期限や保存方法は?常温はNG?冷蔵庫・煮卵で日持ちさせるコツを紹介!

ゆで卵が腐るとどうなる?見分け方は?

雑菌が繁殖してゆで卵が腐ってしまうと、どのような特徴が出るのでしょうか。ここでは、ゆで卵が腐ってしまった場合の見分け方を、匂いから見た目と変色、感触、味の変化についてTwitterから口コミを交えて具体的に紹介します。

①匂い

腐ってしまったゆで卵の殻をむいて匂いを確認すると、以下のような匂いを感じられるようになります。

・嗅覚に直接訴えかけるような刺激臭
・強烈な硫黄水素臭
・アンモニアのような刺激臭


匂いはゆで卵の状態を判別する上で、最も分かりやすく確実な方法です。腐ってしまった場合に共通するのは、鼻を刺激するような特有な匂いを感じられることです。なお硫黄水素の匂いとは、よく例えられる温泉街での硫黄臭のことを指します。このような匂いを感じた場合、雑菌が繁殖して腐っている可能性が非常に高いので、食べずに廃棄しましょう。

Twitterの口コミ

腐ったゆで卵はマジですごい硫黄みたいなにおいする

②見た目・感触

出典: @kao_Chrome

ゆで卵は腐った状態になると、変色などの見た目や感触でも以下のような変化を感じられます。

・白身が糸を引くようになる
・白身に粘り気・ぬるぬる感がある
・黄身に湿り気を感じる

白身に触れると糸を引くような粘り気・ぬるぬる感があり、黄身に湿り気を感じたら腐っている可能性が高いので、食べるのは避けましょう。また、保存していたゆで卵の殻にヒビがあったときは、欠けた部分から雑菌が繁殖して腐る可能性が高くなります。殻にヒビが入ったゆで卵を食べる場合は、これまで以上に匂いや見た目、感触に注意が必要です。

また、ゆで卵を半分に割ると、黄身とその周りが薄い灰色や暗緑色に変色しているときがあります。これは変色して腐っているわけではないので、食べても問題ありません。この変色はゆで卵を作るときに、卵白に含まれる硫黄と卵黄の鉄分が加熱によって反応する為です。

ゆで卵の変色が気になる場合、卵のゆでる時間を15分未満を目安にゆですぎないことと、ゆでたら素早く冷水で冷やすことで、変色を抑えることができます。

③味

腐ったゆで卵を食べた場合、以下のような味や食感が感じられます。

・不快な酸味を感じる
・糸を引くような粘り気を感じる
・舌を刺すような刺激を感じる


腐ったゆで卵を口に入れると、酸っぱい味を感じるようになります。さらに黄身に湿気があり、噛むと糸を引くような粘り気があるのが特徴です。このような異変に気づいたら、飲み込む前にすぐに吐き出すようにしましょう。

万が一食べてしまった場合は胸焼けや胃もたれを感じる場合があります。1日ほど様子を見て、体調に異変がないか注意深く観察し、異変を感じたら速やかに医療機関にかかりましょう。

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