たんかんはどんな果物?みかんと違いは?美味しい食べ方・レシピのおすすめも紹介
たんかんはどんな果物か知っていますか?みかんと違いはあるのでしょうか?今回は、たんかんの〈味・値段・産地〉など特徴や栄養価などを紹介します。たんかんの皮の剥き方・切り方や、美味しい食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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たんかんってどんな果物?みかんとの違いは?
冬になるとスーパーやふるさと納税などで見かけるたんかんとは、どのような果物なのでしょうか。ここでは、たんかんの特徴やみかんとのちがいなどについて説明します。
たんかんの見た目・味わい・値段など特徴
たんかんは柑橘類の一種で、大きさや色合いはみかんとよく似ていますが、みかんと比べると高さがあり、より球に近い形をしています。たんかんの外皮は傷がつきやすく、表面の凹凸が激しく黒くなりやすいため、ミカンに比べて形が悪いと感じてしまう人も多いようです。
味わいは柑橘類の中でもとくに甘みが強く、酸味とのバランスも良いため、大人から子供まで食べやすいのが特徴です。たんかんの1kgあたりの値段を他の果物と比べてみると、みかんが1kgあたり500円程度なのに対したんかんは1kgあたり1000円程度で、その相場はおおよそ桃と同等程度であるといえます。
たんかんが美味しい旬の時期・産地
たんかんは、みかん等と同様冬に収穫される柑橘類で、その旬は1~3月頃です。産地は沖縄や鹿児島の奄美などが主で、みかんが主に栽培されている和歌山や愛媛に比べて温かい地域で栽培されています。
沖縄や鹿児島の豊かな日差しや昼夜の気温差がたんかんの甘みを強くしているようです。また、沖縄や奄美などの南の離島では台風が多く、厳しい環境に耐えた分栄養や旨味が強くなっているといえます。
たんかんとみかんの違い
たんかんは、ネーブルオレンジとポンカンの自然交配種で、タンゴールとよばれる柑橘類の雑種の一つであるといわれています。温州みかんが日本原産の柑橘であるのに対し、たんかんは中国が原産で、台湾から奄美に移植されたのが日本での起源であるといわれています。
たんかんはみかんや他の果物に比べ栽培できる地域や時期が限られているため、ジュースやシャーベット、ドライフルーツなどのたんかんの加工品が多く作られているのも特徴です。
(*みかんの品種や種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
たんかんの栄養価や効能は?
たんかんには以下のような栄養素が含まれています。
・ビタミンC
・クエン酸
・ポリフェノール
柑橘類の果物は全体的にビタミンCが豊富ですが、とくにたんかんはビタミンC含有量が多く、旬の物はみかんの2倍ものビタミンCを含むともいわれています。ビタミンCには皮膚のメラニン色素に作用し、シミや日焼けによる肌へのダメージを抑えたり、免疫力をあげたりする効果があります。沖縄のような日差しの強い地域に適した食べ物です。
クエン酸は疲労物質である乳酸の分解を促すため疲労回復効果が高く、糖をエネルギーに変えたり、ミネラルの吸収を促したり、美容と健康に効果的な栄養素です。ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化を予防したり、血圧を下げたりなどの効果が期待できます。
たんかんの皮の剥き方や切り方は?
たんかんの皮の剥き方、切り方には以下のようなものがあります。
・ヘタの反対側に爪で縦に切り込みを入れ、親指を入れて半分に割り、それぞれ皮をむく
・オレンジのように皮ごと6~8等分にくし切りにして切り分ける
たんかんは外皮が薄いため、みかんのように手で剥くことも可能です。先に2~4等分に割ってからのほうが簡単に皮を剥けます。しかしたんかんは身が柔らかいため、皮が硬い場合には無理に力を加えずに包丁でくし切りにしてから皮を外すほうが良いでしょう。