牛乳寒天が固まらない…原因は果物?やり直し方・対処法や失敗しない作り方を紹介!
牛乳寒天が固まらない原因・理由を知っていますか?十分な時間経っているのになぜでしょうか?今回は、牛乳寒天が固まらないときの原因やそのやり直し方・対処法などを紹介します。牛乳寒天のリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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牛乳寒天が固まらない…
牛乳寒天は比較的簡単に作れるデザートですが、いつも通りに作ったはずなのに固まらない時があります。理由は様々ありますが、まずは牛乳寒天が固まる目安の時間を知っておきましょう。
牛乳寒天が固まる目安時間を知っておこう
寒天が固まる温度は40~50度のため、夏場でも常温に置いていても固まるのが特徴です。固まる時間は、常温だと1時間程度で冷蔵庫に入れると30分くらいで固まります。それ以上時間を置いても固まらない場合は、何らかの理由で固まることができない状態になっていると考えられます。固まらない原因・理由を今から詳しく紹介するので参考にしてください。
(*寒天が固まる時間の目安について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牛乳寒天で固まらない原因・理由は?
牛乳寒天が固まらない原因・理由にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは果物の酸や温度など失敗しやすい原因となるものを、4つ紹介します。
①寒天が溶け切っていない
牛乳寒天が固まらない理由の一つに、寒天がしっかり溶け切っていないことが挙げられます。寒天を溶かすには90度以上まで温める必要があり、溶かしきってから牛乳と混ぜ合わせないと固まりません。沸騰してから1~2分しっかり加熱しておくとキレイに溶けてくれます。
②果物・フルーツの酸味が強い
牛乳寒天を作る際に、相性の悪い果物は以下の通りです。
・レモン汁
・100%オレンジジュース
・パイナップル
・キウイ
常温でも固まるほどの凝固力のある寒天ですが、その凝固力は酸に弱く、酸味の強いオレンジジュースや果物を合わせると固まらなくなってしまいます。また、ゼラチンの場合はタンパク質分解酵素が含まれるパイナップルやキウイを入れると固まりません。
その点、寒天はタンパク質分解酵素には強いため生のフルーツを入れて作ることができます。フルーツ缶の場合は、一度加熱処理されているため生の果物を使うよりも比較的失敗せずに作りやすいです。
③加える牛乳が冷たすぎる
牛乳寒天のメインでもある牛乳は冷蔵庫で保管している場合がほとんどですが、冷たい牛乳は要注意です。寒天は常温でも固まるため、冷蔵庫から出してすぐの冷たい牛乳を溶かした寒天と合わせると一部だけが急速に冷えて固まってしまいます。
急速に冷えることでムラが出来て分離したような状態になるため、あらかじめ常温にしておくか、人肌程度に温めた牛乳を使うのが最適です。
④沸騰させすぎ
牛乳は加熱するとタンパク質が固まり、水とタンパク質に分離してしまいます。分離した牛乳は寒天を入れても固めるのが難しいため、寒天はしっかり沸騰させて溶かしますが、牛乳は沸騰するまで温めないようにしましょう。また、ゼラチンの場合はゼラチン自体を沸騰させると固まりません。
ゼラチンは水でしっかりふやかしてから、80度程度に温めた牛乳と合わせるようにしましょう。この時も牛乳を沸騰させると分利したり、ゼラチンの凝固力が落ちてしまうので注意が必要です。
(*寒天が固まらない理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)