ペットボトルに熱湯はNG？耐熱温度は？有害物質が溶け出す噂の真偽も解説！
ペットボトルに熱湯を入れてもいいか知っていますか？耐熱用であれば問題ありません。今回は、ペットボトルの耐熱温度を〈耐熱用・通常〉別に比較し、普通のペットボトルに熱湯を入れた場合にどうなるのかを紹介します。ペットボトルに熱湯を入れると有害物質が溶け出すと言った噂の真偽や、〈湯たんぽ〉など耐熱用ペットボトルの活用方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
（このページにはPRリンクが含まれています）目次
ペットボトルに熱湯を入れてもいいの？大丈夫？
ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽとして活用したいことがあるかもしれませんが、問題ないのでしょうか。まずはペットボトルが溶ける温度と、使えるペットボトルを紹介していきます。
ペットボトルが耐熱用であれば問題ない
ペットボトルには種類がいくつかあり、熱に強い耐熱ボトルもあります。普通のペットボトルとの見分け方は以下の通りです。
・表面に凸凹がある
・キャップがオレンジ色
耐熱性のペットボトルは高温で変形の恐れがあるほか、圧力によっても変形の危険があります。そのためペットボトルの表面に凸凹がついているのが特徴です。すでにラベルやキャップがはずされている場合は、ネジの部分や表面に凸凹があるものかで耐熱性かどうかを判断できるので、参考にしてください。
また、販売されている耐熱用ペットボトルはオレンジ色のキャップになっていることが大半のため、簡単に見分けられます。
ペットボトルの種類別の耐熱温度
ペットボトルの種類別の耐熱温度は以下の違いがあります。
・普通のペットボトル：50℃
・耐熱用ペットボトル：85℃
耐熱用ペットボトルは耐熱用とは言われてはいるものの、実際の耐熱温度は85℃までしか耐えられません。そのため沸騰したお湯を注ぐと変形することがあるので、工夫しながらペットボトルの湯たんぽを作りましょう。
耐熱用以外のペットボトルに熱湯を入れるとどうなる？
耐熱以外のペットボトルに熱湯を入れるとどうなるでしょうか。危険ということは知っていても、実際に見たことがない人もいるかもしれません。また、あえて熱湯を入れることで便利に活用している人もいるようです。
ペットボトルが変形して使えなくなる
普通のペットボトルに熱湯を入れると、熱によって変形し使えなくなります。また、そこまで高い温度ではなくてもお湯を入れてキャップを締めると熱の圧力によって変形することから、普通のペットボトルにお湯を入れるのは避けましょう。
変形が著しい場合は、漏れる危険もあり火傷の可能性があることから湯たんぽや鞄にいれて使う場合にはおすすめしません。再利用でのペットボトルは衛生面の点からも問題があるため、飲むためにペットボトルにお湯を入れるのは控えるほうが無難です。
変形するのを利用してペットボトルを小さく潰す人もいる
ペットボトルは熱湯を入れると温度によって変形することがわかりましたが、これを利用してあえて変形させ小さく潰している人もいます。耐熱性のペットボトルではない普通のペットボトルは、冷たいものを入れる前提から大きなペットボトルもあり、数本入れただけでゴミ袋がいっぱいになってしまいます。
また、ペットボトルのジュースを良く飲む家庭は嵩張ることも多いかもしれません。この方法ならゴミ袋にたくさん入るうえ、ゴミ出しが楽になります。ただし、火傷の危険もあるため実際に行う場合は十分に注意しましょう。
（＊お湯を使ったペットボトルの潰し方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）
耐熱用以外のペットボトルに入れた熱湯は飲める？有害で危険？
耐熱性以外のペットボトルに入れた熱湯は、問題なく飲めるのでしょうか。ペットボトルが変形するときに、有害物質が溶け出すという噂もあるようです。ここでは、実際に熱湯を入れたペットボトルには有害物質が溶け出しているのかを説明していきます。