ペットボトルの耐熱温度は?ホット用は熱湯でもOK?湯たんぽの安全な作り方も紹介!
ペットボトルの耐熱温度は何度か知っていますか?熱湯は溶けるのでしょうか?今回は、ペットボトルの耐熱温度を普通・ホット用別に、耐熱温度を超えた熱湯を入れた場合の危険・有害性とともに紹介します。耐熱ペットボトルで安全な湯たんぽの作り方や〈2L・500ml〉の通販も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ペットボトルの耐熱温度は何度?ホット用は熱湯でも大丈夫?
空いたペットボトルを水筒代わりに使う人も多いですが、ペットボトルにも耐熱温度があるため、不適切な温度の飲み物を入れると危険です。ここからはペットボトルの耐熱温度について、種類別に紹介します。
普通のペットボトルの耐熱温度は「50℃」
常温や冷蔵、冷凍用のペットボトルの耐熱温度は、50℃に設定されています。耐熱温度よりも高温なお湯などの液体を入れると、ペットボトルが溶ける可能性があるので注意しましょう。ちなみに50℃はぬるま湯くらいの温度で、水道水が約20~30℃なので、水道水を少し温めたくらいの温度が50℃です。
ホット用のペットボトルの耐熱温度は「85℃」
出典: @shnj_sanf
ホット用のペットボトルの耐熱温度は、85℃に設定されています。ペットボトルの普通用とホット用の見分け方は、キャップを見れば一目瞭然です。ホット用のペットボトルには、オレンジキャップが付いています。コンビニなどのホット飲料コーナーを見てみると、ペットボトルのキャップが全てオレンジ色になっているのが確認できます。
またオレンジキャップ以外にも、飲み口が白色になっているペットボトルはホット用です。
ペットボトルの耐熱温度を超えた熱湯を入れると危険?有害?
耐熱温度の目安は非常に重要で、容器に入れた熱湯の温度によっては、危険な現象が起きる可能性もあります。ここからは、耐熱温度を越えた熱湯を入れた場合に、どのような現象が起こるのかを紹介します。
ペットボトルが爆発する恐れもある
ホット用のペットボトルであっても、沸騰したお湯などを入れた場合には、以下のような現象が起こる可能性があります。
【現象例】
・爆発
・溶ける
・変形
ペットボトルの原材料であるプラスチックは、熱によって溶ける性質があります。熱湯の温度にもよりますが、軽い現象であれば溶けたり変形したりすることが多いです。また熱湯を入れた直後に蓋を閉めると、ペットボトル内の水蒸気が冷えて水になり、体積が減ることで大きく凹む場合もあります。場合によっては、容器が爆発する可能性もあるので注意しましょう。
(*ペットボトルに熱湯は大丈夫かどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ペットボトルを湯たんぽとして使いたい場合は?安全に作れる?【温度計なし】
ペットボトルの温かい飲み物を買うと丁度良い湯たんぽ代わりになるように、空のペットボトル容器にお湯を入れることで、湯たんぽとして再利用できます。ここからはペットボトルを湯たんぽとして使用する方法を、温度計が無くてもできる方法で紹介します。
熱湯と水を混ぜて70~80℃のお湯を作れば安全!
ペットボトルを湯たんぽとして使うには、ホット用の容器に70〜80℃のお湯を入れるのが最適です。温度計なしでも、熱湯と水を混ぜれば安全に70〜80℃のお湯は作れます。例えば沸騰しているお湯は約100℃で、水道水は一般的に約20℃なので、300mlの熱湯と90mlの水道水を混ぜれば80℃のお湯ができます。