タラの芽のとげは食べれる?取り方・下処理方法は?天ぷらなど食べ方のおすすめも紹介!
タラの芽のとげが刺さって痛いという経験をしたことはありませんか?今回は、<とげなし・トゲあり>別のタラの芽の種類や、タラの芽のとげは食べられるのかに加え、下処理方法も紹介します。タラの芽にとげがある場合のレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タラの芽はとげあり・なしがあるって本当?
山菜の王様と呼ばれるタラの芽は、タラの木の新芽ですが、とげがあるものとないものがある事はあまり知られていません。タラの芽にとげがある場合、食べられるのでしょうか。ここではタラの芽の種類について説明します。
タラの芽は「オダラ」と「メダラ」の2種類がある
タラの芽がつく木には2種類あり、主に山菜狩りなどで自生しているものを収穫したものはとげのあるオダラがほとんどです。逆にスーパーで見かけるタラの芽はメダラが主で、ほとんどがハウス栽培されたものになります。
オダラとメダラの見分け方は、オダラは赤みのある鋭いとげがたくさん生えているのが特徴で、逆にとげがなく滑らかで葉が黄緑色をしているのがメダラです。それぞれ味にも違いがあり、天然物であるオダラは苦味や香りが強く、メダラは野趣あふれるオダラと比べると苦味が少なく味もマイルドです。
(*タラの芽について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
タラの芽のとげは食べられる?
タラの芽にはとげがあるオダラと、とげがないメダラが存在することがわかりましたが、調理する場合、とげは食べられるのでしょうか。メダラはとげがないので、そのままでも調理できますが、ここではとげのあるオダラの下処理について説明します。
タラの芽のとげは加熱することにより食べられる
ハウス栽培などで収穫され、出荷される多くのものはメダラですが、とげがあるものを見つけたらオダラである可能性が高いです。オダラの小さなとげはとげぬきをしなくても加熱することで食べる事ができます。天ぷらなどのように高温で加熱する調理法の場合、とげは柔らかくなり気にせず食べることができます。
タラの芽のとげの取り方・下処理方法は?
加熱することで小さいとげはそのままでも気にならず食べることが出来ますが、タラの芽が大きく、とげも固いようであれば下処理をします。ここではとげのとり方とタラの芽の下処理、注意点を説明します。
タラの芽のとげを処理する方法
タラの芽のとげが気になる場合の下処理の手順は、以下のようになります。
1.タラの芽を水に浸し、よく洗う
2.ハカマを指で取り除く
3.固い部分をカットする
4.とげを包丁の背でそぎ落とす
ハカマとは、タラの芽の下側についている茶色い部分のことをいい、小さい虫がついている事もあるのでよく水でよく洗ってハカマを取り除いてしっかり下処理しましょう。またタラの芽が太い場合は、根元に十字の切り込みを入れると調理がしやすくなります。
タラの芽を処理する際の注意点
タラの芽を下処理するときや収穫の際の注意点は、とげでケガをしないようにすることです。とげを素手で触ってしまうと痛いうえ、場合によっては刺さってケガをしかねないので気をつけて調理しましょう。刺さってしまった場合、毒はありませんが、ばい菌が入らないよう消毒をするなど手当をしてください。