ガラナとは?実が怖い?味わい・効果や中毒性は?北海道で人気の秘密も解説!
ガラナを知っていますか?果実が目玉のようで怖いと話題になった植物です。今回は、ガラナの実の見た目・飲み物の味わいや効果・栄養成分に加え、ガラナの中毒性についても紹介します。ガラナの実の食べ方や通販商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
変わった見た目のガラナの果実は、粉や果実の状態で販売されていることもあります。ガラナの栄養や効果、効能はどのようになっているかをここでは説明していきます。健康のために必要な栄養素があれば、こちらを参考に購入してみてください。
①注意力・集中力が上がる
ガラナの実にはガラニンと呼ばれる天然のカフェインが含まれており、食べることで注意力や集中力を向上させる働きがあります。ガラナに含まれるガラニンは、コーヒーの3倍~4倍の含有量ともいわれるほどです。また、コーヒーに含まれるカフェインが5分程度で効果が表れるのに対し、ガラニンは2時間ほどかかりゆっくり体に吸収されるのが特徴です。
そのためガラニンの効果が長続きしやすく、神経も刺激せずに外に排出されるため、長時間の仕事や勉強に用いると効果的です。
②血流改善・アンチエイジングの効果
ガラナには血流改善やアンチエイジング効果がある、サポニンと呼ばれる成分が含まれています。サポニンはマメ科の植物に良く含まれている成分ですが、抗酸化作用が強く老化防止に効果的です。また、サポニンは水に溶けにくい性質であることと、ガラニンと結合する性質で収集速度を弱める働きがあります。
ガラニンが長時間体の中で効果を発揮するのはサポニンがあるおかげともいえるでしょう。このことから、ガラナは2つの成分が組み合わさっていることで、効率的に体に良い効果をもたらしてくれる果物といえます。
③血糖値の上昇を抑える
ガラナにはタンニンやカテキンも含まれており、血糖値の上昇を抑える働きがあります。これらはお茶に含まれている成分で知られていますが、ガラナを粉にして飲むことでも摂取できるため血糖値や糖尿病などが気になっているなら試してみてください。ただし、飲み物のガラナは砂糖が含まれているため、血糖値の上昇を抑えるのには不向きです。
また、既に糖尿病にかかっている場合、カフェインは糖尿病に悪影響を及ぼすこともあるため医師との相談の上で取り入れましょう。
④脂質の吸収を抑える
サポニンやタンニンは脂肪の吸収を抑える効果もあり、ダイエットにも有効です。血管壁のコレステロールの除去にも効果的であり、メタボリックシンドロームなどの脂肪からくる体への悪影響を予防、改善する働きがあります。ガラナは血流の改善もしてくれることを考えれば基礎代謝の向上も期待でき、継続的に飲み続けることでダイエット効果もあります。
⑤気管を広げる
ガラナにはテオフィリンと呼ばれる成分が含まれており、気管の拡張作用があります。この成分は、効果が強力で気管支喘息や気管支炎の治療で用いられるほどの効果です。気管支が広がるということは酸素を取り込みやすくなるため、運動前に摂取することで長時間の運動でも疲れにくくなります。ガラナは運動をよくする人にもおすすめのドリンクと言えます。
ガラナには中毒性があるって本当?
ガラナには中毒性があり、体によくない影響を及ぼすと言われているようですが本当でしょうか。ここではガラナの体に及ぼす影響を説明していきます。
ガラナを摂り過ぎるとカフェイン中毒になる可能性がある
ガラナにはカフェインが含まれており、飲み過ぎるとカフェイン中毒になることがあります。100mlあたり10mgと一見微量に感じるかもしれませんが、ガラナは500mlのペットボトルで販売されていることが多く全て飲めば50mg摂取していることになります。
コーヒーに比べて甘く味付けされているのでつい飲み過ぎてしまうかもしれませんが、カフェイン中毒の症状は頭痛、吐き気、目眩などを引き起こすので注意しましょう。また、ガラナは糖質も多く500mlのペットボトル一本あたりでおおよそ50gほどの砂糖含まれているため、肥満や糖尿病などへの注意も必要です。