ブロッコリーが茶色・赤に変色しても食べられる?色あせが原因?茎など部位別に紹介!
【株式会社 マーコ監修】ブロッコリーが茶色に変色したという経験はありませんか?食べられるのでしょうか?今回は、<茎・斑点・粒>などブロッコリーの茶色い変色の特徴に加えて、食べられるのかを紹介します。茹でたブロッコリーの茶色い変色や<赤・黒・紫>などの変色も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
緑色のブロッコリーが、赤色・黒色・紫色などの色になっている場合があります。なぜ色が変色しているのか、そして変色しているが食べることが出来るのかどうかを紹介します。
①赤い場合
ブロッコリーには元々アントシアニンという色素が含まれていて、雪や霜などの寒さにあたると身を守るために赤くなります。また寒さから身を守るために糖度が高くなり、緑色のブロッコリーより甘みがあります。
赤いブロッコリーの方が味わいは良いのですが見た目の悪さから敬遠する人がいるため、品種改良でアントシアニンを抜いて、あえて緑色のブロッコリーとする場合も多いようです。
②黒い・紫色の場合
花蕾や葉に黒いすす状の粉のようなものがついて黒っぽくなっていたら、カビによる黒すす病の可能性があります。黒すす病になると徐々に菌が広がり、全体が黒くなり腐敗し始めるのです。黒すす病になっているブロッコリーは、見た目が悪く商品として市場に出すことが出来なくなりますが、家庭菜園で作った物なら味や栄養価に問題がないので食べることが出来ます。
ブロッコリーが紫色の場合も前述した赤い場合と同じく、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの色素が低温下で表面に出てきたものです。味も栄養面でも紫色のブロッコリーのほうが優秀で、茹でると紫色は緑色に戻るので問題なく食べることが出来ます。
(*ブロッコリーの黒い部分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*ブロッコリーが紫色の場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*ブロッコリーは黄色に変色する場合もあります。黄色いブロッコリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
青山智行
株式会社 マーコ
紫色のブロッコリーは甘味がありお薦めです。スーパーなどで見かけたらぜひ購入してみてください。
ブロッコリーの茶色い変色には注意しよう
ブロッコリーは成長とともに、緑色から黄色へそして茶色と色が変化して行きます。黄色に変色したものは成長に伴う開花なので問題ありませんが、茶色に変化したものは腐敗が始まっているというサインになるので注意をして下さい。ブロッコリーは冷蔵庫でも1週間程しか日持ちしないので、早めに食べましょう。