黄色いブロッコリーは食べられる?正体は?活用レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】黄色のブロッコリーを見たことがありますか?あの正体はブロッコリーの花なのでしょうか?今回は、黄色のブロッコリーを食べても問題ないのかや活用レシピを紹介します。黒・紫や茶色に変色した場合についても、その理由とともにくわしく説明するので参考にしてくださいね。
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ブロッコリーの黄色い部分の正体は?花って本当?
ブロッコリーの色といえば濃い緑が思い浮かびますが、黄色に変色している場合があります。黄色に変色しているのは賞味期限が近いからでしょうか?今回は黄色のブロッコリーは食べられるのか、変色の理由とともに解説します。
ブロッコリーの黄色い部分は「花蕾」で食べても問題ない
私たちが普段食べているのはブロッコリーの花蕾(からい)と言った部分で、花が咲く前の蕾の部分のため緑色をしています。そのつぼみが花を咲かせるために、開いたり閉じたりすることで黄色に変色します。
ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ科の植物なので、成長すると黄色い花が咲きますが、その色がつぼみに現れていると考えるとイメージしやすいでしょう。ブロッコリーを冷蔵庫に入れておくと、緑色ではなく黄色に変色してくるのは、まさにつぼみが開花の準備をしているだけであって、日が経って傷んでしまったわけではないのです。
これらの理由から、ブロッコリーが黄色に変色しても問題なく食べられることがわかったかと思います。
ちなみに、「ブロッコリーの黄色の花は食べられるのか」といった疑問をもつ人もいますが、先述したとおり、普段食べているブロッコリーの部分は元より「花の蕾」であるため、当然食べることができます。
ただし黄色のブロッコリーは味わい・栄養価が落ちている
ただ、花を咲かせるのに、蕾・茎・葉に残っている栄養素を使うため、味・栄養価は黄色くなるにつれて落ちていきます。そのため、黄色くなってきたらできる限り早めに食べるか、塩茹でして冷凍するなど保管方法を変えたほうが良いでしょう。
逆にスーパーなどでブロッコリーを買う際は、黄色に変色していない緑の青青としたブロッコリーを選ぶといいですね。新鮮な野菜は栄養価も高く、味・食感もしっかりしているので、新鮮なブロッコリーの選び方は確認しておきましょう。
伊藤祥子
管理栄養士
新鮮なブロッコリーの見分け方は、花蕾が黄色くなっておらず、外葉がしおれていないものです。また、茎に「す」が入っていないかどうかをチェックするのも良いですね。新鮮なものは味や食感が良いだけでなく栄養価も高いです。
(*新鮮なブロッコリーの選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ブロッコリーが黒や茶色に変色している場合は食べれるの?
ブロッコリーを購入するとき、黒い斑点があったり紫色・茶色のものが置かれていることがありますが何が原因なのでしょうか。食べることができるのかどうかも合わせて詳しく説明します。
黒・紫色のブロッコリーは栄養豊富な証拠
ブロッコリーの表面が紫色になっていると傷んでいるように見えますが、これはブロッコリーのアントシアニンが表面に出て発色した色です。
アントシアニンは、ワインやブルーベリーなどにも含まれているポリフェノールの一種で、寒さから身を守るために分泌されることがあります。アントシアニンは抗酸化作用があり、美肌・美容効果も期待できる栄養素です。
アントシアニンはが含まれる紫色のブロッコリーは、問題なく食べることができるのは当然として、緑色のブロッコリーより甘味が強く栄養価も高いメリットがあります。また、紫色のブロッコリーは茹でることでまた緑色に戻るため、彩に使用したい場合でも安心して使えておすすめです。
ブロッコリーは紫になっていなくても、茎に黒い斑点のようなものがついている時があり、洗ってもとれず、虫や病気ではないかと心配する人もいますが、これも低温でのストレスで出てくるポリフェノールなので安心してください。
(*ブロッコリーの黒い部分や斑点について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
(*ブロッコリーが紫色の場合について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)