七味唐辛子に虫が…?どこからわくの?保存対策や駆除方法など解説!
七味唐辛子に虫がいたことはありますか?意外なことに七味は害虫が好む食品です。今回は、七味につく害虫の種類や、どこから湧くのかを対策・駆除の仕方とともに紹介します。虫がついた七味を食べたらどうなるのかも対処法とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
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七味の中に虫がいる…?
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七味の中にはしばしば虫が発生しますが、粉末の中に紛れ込んで見分けが付き辛いのが困り者です。蛾や芋虫などの発見が容易な虫もいますが、茶褐色の粒状の虫や蛹、白っぽい卵の混入にはよく注意しなければなりません。厄介な虫害に備えて、七味につく害虫の生態や発生原因、対処法などを解説します。
七味につく害虫の種類は?
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一般家庭において、七味に発生するのはどのような種類の害虫でしょうか。自宅で害虫の被害に遭うとは考えたくないものですが、知識を持って備えることは大切です。害虫の生態や、七味の中で判別できる特徴などについて解説します。
①タバコシバンムシ
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七味をはじめとした家庭内の様々な食品に被害を与える、最も一般的な害虫の一つがタバコシバンムシです。成虫は体長2~3mmの茶褐色の粒状であり、七味の粉末の中に発生すると見分けが付き辛いのが厄介です。卵や幼虫は乳白色で非常に小さいのでこちらも発見が難しく、七味の中に茶色や白色の動くものがないかを、よく見て確認する必要があります。
タバコシバンムシは全国的に生息しており、あらゆるものを餌として繁殖する虫です。家庭で常温保存されている食品は、ほぼ全てにおいて被害に遭う可能性があるといえます。特に乾燥した植物性の食品を好み、小麦粉類や乾麺、七味のような香辛料やペットフードの被害に注意が必要です。
②ノシメマダラメイガ
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一般家庭で発生する害虫として、特に米に害を与えることで知られるノシメマダラメイガは、七味にも湧く可能性があります。成虫は体長7~8mmの蛾であり、灰褐色や赤褐色の羽が目立ち、幼虫は体長2~3mmの芋虫なので七味の中でも一目で見分けがつきます。
しかし、小さな卵やフンについては七味に混入すると発見が非常に困難です。乳白色の卵や、茶褐色の蛹は肉眼で確認できるので、注意して探せば見分けることが可能です。ただしフンは赤色なので、唐辛子の粉末の中から判別するのは不可能に近いと考えられます。
幼虫の吐いた糸が容器に付着している場合は、虫が発生している可能性が極めて高いので、わかりやすい判別の基準となります。ノシメマダラメイガの幼虫は餌として油分を多く含む植物を好み、七味に含まれるゴマなどの種子類を目的に侵入するのです。
七味の虫はどこから湧くの?元から入ってた?
容器の中に保存された七味に湧く害虫は、どこから発生するのでしょうか。製造や運搬、販売時の衛生管理の不手際で混入したとの勘違いも少なくありません。七味に発生する害虫の経路や原因について解説します。
七味の袋の穴・容器の隙間から侵入した可能性が高い
七味に発生する害虫は、自ら未開封の袋に穴を開けたり、保存容器の僅かな隙間から侵入した可能性が高いです。開封済みの保存容器は、使用時に七味の粉末が付くことで蓋との間に隙間が生じるため、閉じたつもりであっても密封することは困難です。
また、害虫は幼虫の段階から袋を食い破る力を持っており、例え未開封でも確実に安全であるとは言えません。害虫は生活圏内の至るところに生息しており、家への出入りの際に容易く侵入します。七味のような餌となる食品を見つけると、容器の中に入り込んで繁殖するのです。
七味の包装には、虫が湧きやすく保存管理に注意が必要であることを明記しているものがあり、虫の発生原因はほとんどの場合が保存管理によるものです。製造や販売側の不手際の可能性が全くないわけではありませんが、消費者が正しい知識を持って保管する必要があります。
七味につく害虫対策は?沸いたら駆除できる?
七味につく害虫対策はどのような方法があるのでしょうか。発生した害虫は完全に駆除できるかどうかも気にかかります。七味を害虫から守るための保存方法と、害虫が発生した場合の適切な対処を説明します。