玉ねぎから白い汁・液体が…腐ってる?食べて大丈夫か見分け方を紹介!
【Awaji Hapinico Farm監修】玉ねぎの白い汁・液体が出ても大丈夫と知っていますか?カビなの?腐ってるの?と玉ねぎの白い汁の正体が気になりますよね。今回は、玉ねぎの食べられない特徴を〈茶色い汁・ぬるぬる・汁っぽい〉など見た目・感触・匂いに分けて紹介します。玉ねぎの正しい保存方法や新鮮な玉ねぎの特徴・選び方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎから白い汁・液体が…腐ってる?食べても大丈夫?
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玉ねぎを切ると、切り口から白い汁が出てくることがあります。ぬるぬるした乳液のような汁のため、腐っているのではと心配になる人も少なくありません。白い汁が出る玉ねぎをそのまま食べても大丈夫なのか、腐った状態や保存方法、新鮮な時の特徴も含めて説明します。
玉ねぎを切ったら出る白い汁は新鮮な証拠
実は玉ねぎから出る白い汁の正体は、硫化アリルという辛味成分です。白い汁が出るのは、玉ねぎが新鮮であることを意味していて、傷みの心配はありません。玉ねぎから摂取できる大切な栄養成分なので、白い汁を水で流さずにそのまま食べるのをおすすめします。硫化アリルを含む野菜には、ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウなどがあります。
玉ねぎを切るとよく涙が出てきますが、その原因は硫化アリルです。また、玉ねぎには血液をサラサラにする効果があるといいますが、それもこの成分が関係しています。
玉ねぎの食べられない特徴・見分け方は?カビはNG?
玉ねぎの白い汁は、栄養成分で食べた方がいいとわかりました。では、玉ねぎが食べられない時はどういう状態なのでしょうか。ここでは、玉ねぎが食べられない時の特徴や見分け方を説明します。
①茶色い汁など見た目の特徴
出典: @strikitea
玉ねぎが傷んでいてもわかりにくいことが多いのですが、見た目でいえば以下の特徴があります。
・茶色い汁が出ている
・玉ねぎがぬるぬるしている
・皮を剥くと中が茶色くなっている
・白い綿状のものが生えている
・皮を剥くと表面に真っ黒い粉のようなものがついている
玉ねぎが傷んでくると白い汁ではなく全体が汁っぽい状態になり、茶色い汁が出てくるとまず食べられません。ただし、中の一部分が茶色く変色している程度ならば、その部分を取り除けば食べることは可能です。また、白い綿状のものや黒い粉がつくことがありますが、その正体はカビで青カビや緑カビが生える時もあります。
カビが生えた食品は食べない方がいいという情報もありますが、玉ねぎの場合はカビの部分を取り除けば食べることはできます。ただしカビが生えると見えないところに菌糸が広がっている可能性があり、体に良いとはいえません。心配な人や、特に小さな子どもにはやめておくほうが良いでしょう。
(*玉ねぎのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②感触の特徴
玉ねぎは、見た目以外に触った感触でも腐っていることがわかります。
・触るとブヨブヨとしている
・持つと柔らかい感触がある
・中がスカスカした感触がする
外側のみ柔らかくて中はまだしっかりしていれば中の方は食べられますが、全体的に柔らかい時は食べるのを止めておいた方がいいです。芽が出てきて中がスカスカしているならば、栄養や水分が減っていることが考えられます。この場合は食べることはできますが、美味しさは半減しているでしょう。
③匂いの特徴
新鮮な玉ねぎでも野菜そのものの強い匂いがありますが、腐ってくるとやはり匂いが変わり、以下のような特徴が出てきます。
・強いガスのような臭いがする
・強烈な腐敗臭がする
玉ねぎは、腐ると新鮮な状態とも違う強い臭いを放ちます。酷い場合は周りに染みつくこともあるほどで、すぐに腐っていることがわかる反面、臭いが取れなくなることもあるため気をつけてください。
(*腐った玉ねぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)