手作りジャムの保存方法・期間は?冷凍できる?煮沸のやり方や容器おすすめも紹介!

手作りジャムの保存方法と賞味期限を知っていますか?今回は、手作りジャムの保存期間を<冷凍・冷蔵・常温>別や<瓶・タッパー>の容器別に紹介します。煮沸消毒・脱気のやり方や容器のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 手作りジャムを保存して日持ちさせたい…。
  2. 手作りジャムの保存期間・賞味期限はどのくらい?
  3. 手作りジャムの保存期間・賞味期限は糖度によって変わる
  4. 手作りジャムの糖度が高いと日持ちする理由
  5. 手作りジャムの保存方法と期間は?
  6. 手作りジャムを冷凍で保存する場合
  7. 手作りジャムを冷蔵・常温で保存する場合
  8. 手作りジャムを保存するための煮沸消毒・脱気の方法は?
  9. 手作りジャムの保存容器の煮沸消毒のやり方
  10. 手作りジャムの瓶詰め・脱気のやり方
  11. 手作りジャムを保存する容器のおすすめは?
  12. 手作りジャムを保存する容器は瓶がおすすめ
  13. 手作りジャムを上手に保存しよう!

瓶詰で保存して脱気をすれば、手作りジャムは日持ちしますが、より具体的な賞味期限や保存の手順を以下に紹介します。

常温保存の場合 
1.ジャムを入れた瓶を煮沸消毒し、脱気する
2.ジャムを風通しのよい冷暗所に置く

冷蔵保存の場合
1.ジャムを入れた瓶を煮沸消毒し、脱気する
2.ジャムを冷蔵庫で保存する

・瓶詰の場合(冷蔵保存)
賞味期限 1年程度
・タッパーの場合(冷蔵保存)
賞味期限 3~5日

手作りジャムの日持ちを長くしたいときは、瓶詰で保存する方法がおすすめです。すぐに食べきるときはタッパーなどに入れるだけでよいですが、少しでも長持ちさせたいときは瓶を用意します。タッパーで保存するときは、必ず冷蔵保存し3~5日程度で使い切ります。より長く保存するときは瓶詰の保存がおすすめです。

手作りジャムは、煮沸消毒と脱気を行えば常温でも保存できますが、冷蔵保存のほうがより日持ちが長くなります。糖度にもよりますが、冷蔵保存すれば、約1年間保存できます。常温で保存するときは、直射日光の当たらない風通しのよい、冷暗所が適切な保存場所です。日があたる場所や、コンロのそばなどの高温多湿な場所は避けて保存します。

瓶詰ではなくタッパーで保存するときは、細菌やカビが繁殖しやすいので3~5日で食べきります。瓶詰の手作りジャムも未開封であれば半年から1年日持ちしますが、開封後は空気に触れて細菌やカビが繁殖しやすくなるので、日持ちも短いです。一度開封した瓶詰の手作りジャムは、冷蔵庫で保存し、2週間程度で食べきります。

手作りジャムを保存するための煮沸消毒・脱気の方法は?

果物を煮詰めて作る手作りジャムは、煮沸消毒した瓶を使い、煮沸消毒後に脱気を行うことでより日持ちが長くなります。しかし、具体的な煮沸消毒の方法や脱気の方法を知らないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、具体的な煮沸消毒や脱気のやり方を紹介します。

手作りジャムの保存容器の煮沸消毒のやり方

手作りジャムを保存するときに使う、瓶の煮沸消毒の手順は以下の通りです。

1.使う瓶とふたを食器洗剤でよく洗っておく
2.鍋に水と瓶、ふたを入れて火にかける
3.グラグラと煮立ってきたら、5~10分煮続ける
4.清潔な布巾の上に逆さまに置いてよく乾かす


保存に使う瓶は、しっかりと洗い、水から鍋に入れて火にかけます。このとき、煮立ってから瓶を入れると温度差により割れてしまうことがあるので注意が必要です。水から火にかけて、グラグラするほど煮立ってきたら、そこから5~10分程度、煮立たせ続けます。その後、瓶を取り出して清潔な布巾の上などにおいて乾かします。

瓶やふたは高温になっていてやけどしやすいので、トングを使って瓶を引き上げるなど工夫が必要です。また、乾燥が不十分だと、残った水分から雑菌やカビが繁殖するので、ジャムを保存する前にしっかり乾かすことも大切です。

手作りジャムの瓶詰め・脱気のやり方

保存する瓶を煮沸消毒したら、手作りジャムを詰めて脱気を行います。ここでは、具体的なビン詰めと脱気の手順を紹介します。

1.煮沸消毒した瓶にジャムを詰める
2.軽くふたを閉め、鍋に瓶の半分くらいまで水を入れて加熱する
3.グラグラと煮立ってきたら、10分ほど煮沸消毒をする
4.一度ふたを開け、もう一度強く締めなおす
5.再度15分程度煮沸消毒を行う
6.鍋から瓶を取り出し、逆さまに置いて冷ます

脱気とは、瓶の内部に含まれる空気を抜く処理のことです。空気中にある細菌やカビは、空気が少ないところでは増殖しにくいので、脱気をして空気を抜くとより日持ちがよくなります。煮沸消毒した瓶にジャムを詰めたら、軽くふたをしてもう一度煮沸消毒します。

鍋には瓶の半分程度まで水を入れ、水から火にかけて温めます。煮立ったら10分程度に続けて、煮沸消毒をし、一度瓶を取り出してふたを閉めなおすのがポイントです。このとき、プシュッと空気が抜けるような音がしたら脱気成功です。もう一度強くふたを閉めなおして、15分程度煮沸し、取り出した後はふたを下にして冷まします。

ジャムを瓶に詰めるときは9割程度まで詰めるほうが、脱気しやすいです。瓶は高温になっているので、ふたの開け閉めなどは軍手をしながら行います。冷めた後ふたが中央に少しへこんでいれば、空気が抜けて真空に近い状態になっているので、脱気の成功です。

(*瓶詰めの方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

瓶詰めでの保存方法・期間は?煮沸&脱気の仕方など長持ちさせるコツを紹介!

手作りジャムを保存する容器のおすすめは?

手作りジャムを保存するには、密封できる保存瓶がおすすめです。しっかり密封することで細菌やカビが入らず、状態を保ったまま保存できます。ここでは、手作りジャムを保存するときにおすすめの密封できる保存容器を紹介します。

手作りジャムを保存する容器は瓶がおすすめ

手作りジャムを保存するのに適した容器の代表例を、以下に紹介します。

・密封できる広口の保存瓶
・市販のジャムの空き瓶
・メイソンジャー


手作りジャムを長く保存するには、必ず密封できる容器が必要です。長く保存するには保存瓶がおすすめです。市販のジャムを入れていた空き瓶も、しっかり洗って煮沸消毒すれば手作りジャムの保存に使えます。口が広い瓶は、ジャムを入れやすく扱いやすいです。保存瓶にも種類がありますが、百均などで購入できるものの中には完全密封ではないものもあります。

保存性が高い瓶を探すには、ラベルなどをよく確認し、しっかり密封できるものを探すことも大切です。また、最近ブームになっているメイソンジャーも手作りジャムの保存におすすめです。内ぶたと外ぶたが分かれているので、煮沸消毒をすると隙間から空気が抜けて真空状態になります。

手作りジャムを上手に保存しよう!

果物を砂糖で煮詰めて作る手作りジャムは、添加物もなくヘルシーで人気がある加工品です。しかし、長く保存するには密封できる保存瓶を使って、煮沸消毒や脱気などの手順を踏み、正しい保存をする必要があります。紹介した賞味期限や保存方法を参考に、手作りジャムを保存して適切な期間で美味しくジャムを食べきってください。

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