手作りジャムの保存方法・期間は?冷凍できる?煮沸のやり方や容器おすすめも紹介!
手作りジャムの保存方法と賞味期限を知っていますか?今回は、手作りジャムの保存期間を<冷凍・冷蔵・常温>別や<瓶・タッパー>の容器別に紹介します。煮沸消毒・脱気のやり方や容器のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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手作りジャムを保存して日持ちさせたい…。
色々な果物を煮詰めて作る手作りジャムは、パンやヨーグルト、アイスのトッピングなどにもおすすめです。市販のジャムは比較的日持ちしますが、手作りジャムを日持ちさせたいときはどのように保存すればよいのでしょうか。ここでは、手作りジャムの賞味期限や、日持ちする保存方法のポイントを紹介します。
手作りジャムの保存期間・賞味期限はどのくらい?
市販のジャムには賞味期限が記載されていますが、手作りしたジャムの場合、賞味期限はどのくらいあるのでしょうか。ここでは、手作りジャムの保存期間や賞味期限の目安を紹介するので、ジャムを作るときの参考にしてください。
手作りジャムの保存期間・賞味期限は糖度によって変わる
手作りジャムの保存期間や賞味期限は、果物の種類ではなく砂糖の量によって変わります。果物に対して使っている砂糖の量が多い、糖度の高いジャムほど保存期間が長くなります。糖度50%のジャムと糖度34%のジャムの賞味期限を比較すると、糖度50%のジャムのほうが2倍以上保存期間が長いです。
最近では、健康志向や糖質オフの観点から、砂糖を減らした低糖度ジャムも人気ですが、砂糖をたくさん使うほうが賞味期限が長くなります。
手作りジャムの糖度が高いと日持ちする理由
そもそも食品が腐敗するときは、空気中に存在しているカビや細菌が増殖することで腐敗が進みます。これらのカビや細菌の多くは食べ物に含まれる水分を養分にしています。湿度が高い場所ではカビやすく、腐敗が進みやすいのも、カビが水分を餌にしているからです。しかし、砂糖は水分と強く結びつき、離さないので、細菌やカビが増殖することができません。
そのため、糖度が高いジャムは、細菌やカビが活動しにくい環境となり、増殖も抑えられます。仮に果物と砂糖の割合が同じ、糖度50%の手作りジャムの場合、瓶詰の常温保存では半年から1年程度日持ちします。また、開封後も冷蔵庫で2週間程度保存可能です。一方、砂糖のほうが果物よりも少ない糖度34%のジャムの場合、瓶詰で常温保存しても賞味期限は2~3ヶ月です。
開封後は冷蔵保存で1週間以内に食べきる必要があり、砂糖が少ない分だけ傷むのも早くなります。最近は砂糖が少ない低糖度のジャムが人気ですが、より保存性が高いジャムにするため糖度80%のジャムなども作られています。また、水分が多い果物を使うときは、より砂糖をたくさん使うほうが賞味期限が長いです。
(*ジャムの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
手作りジャムの保存方法と期間は?
手作りジャムの日持ちを長くしたいときは、砂糖を多く使って糖度を高くすることが大切ですが、保存するときはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、手作りジャムのおすすめの保存方法や、それぞれの保存での保存期間の目安を紹介します。
手作りジャムを冷凍で保存する場合
手作りジャムを冷凍で保存する基本的なやり方は、以下の通りです。
1.ジャムを使う分だけ小分けしてラップで包む
2.アルミホイルで包み、急速冷凍する
3.小分けしたジャムをアルミホイルごとタッパーや保存袋にまとめて冷凍する
・瓶詰の場合
賞味期限 約1年以上
・タッパーや保存袋の場合
賞味期限 約1~2年
手作りジャムを冷凍で保存するときは、瓶詰よりも保存袋がおすすめです。瓶詰のジャムは冷凍している間に中身が膨張して瓶が割れる恐れがあります。どうしても瓶詰のまま保存するときは、少し少なめに詰めるほうが安心です。保存袋に入れるときは、使う分だけ小分けにしておくと使いやすいです。
小分けにしたジャムはラップで包んだ後、もう一度アルミホイルで包んで急速冷凍させます。その後、冷凍した小分けのジャムを保存袋にまとめて保存します。また、金属製のバットに入れて急速冷凍させることも可能です。タッパーにまとめて冷凍保存することもできますが、保存袋のほうが空気が抜きやすく、冷凍保存に向いています。
ジャムを冷凍する時は急速冷凍することで、風味が劣化しにくくなります。冷凍保存では1年以上保存できますが、長く保存すると風味が落ちるので1年程度で使い切る方が無難です。
(*ジャムの冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)