しじみの砂抜きに失敗しないコツは?開かないのは死んでる?対処方法も紹介!
しじみの砂抜きに失敗したという経験はありませんか?しじみに砂が残っていると、口当たりが悪くなります。今回は、しじみの砂抜きに失敗しないコツに加え、<開かない>など死んでるときの見分け方を紹介します。正しい砂抜き方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
しじみが死んだように見えて実際には死んでいない時の特徴は、以下の通りです。
・口が開かない
・つついた時の反応が小さい
・叩いた時に鈍い音がしない
・異臭がしない
しじみは貝柱と蝶番の動きによって口の開閉をしますが、両者が同時に作用することで閉じたままの状態になることがあります。そのため、口が開かないしじみは死んでいない可能性が高いです。また、冷蔵庫で保存したしじみは動きが鈍くなることがありますが、つついた時に少しでも反応があれば生きている証拠です。
ただし、死んだしじみのなかには、口を開かないものもあります。しじみが呼吸をする際に砂を過剰に吸って、しじみの筋肉が正常に動かなくなって呼吸困難を起こすためです。また、砂抜きを始めてから5~6時間ほど経過して口を大きく開けたまま動かないしじみは、異臭がしなければ動きが鈍くなっているだけで生きていることがあります。
しじみの砂抜きに失敗しない正しい方法・手順は?
しじみの砂抜きをする際には、何を使ってどのような手順で行えば失敗しにくくなるのでしょうか。ここでは、しじみの基本的な砂抜きのやり方と、短時間でできる砂抜き方法を紹介します。
①基本的な砂抜きのやり方
【しじみの砂抜きで準備するもの】
・ボウルやバット
・ザル
・水
・塩
・新聞紙
【しじみの砂抜きの方法・手順】
しじみの砂抜きの基本的な方法は、以下の通りです。
1.死んでいるしじみを取り除く
2.海水よりも薄い0.3%程度の塩分濃度の塩水を用意する
3.バットやボウルの中にザルを乗せ、ザルの上にしじみが重ならないように広げる
4.しじみの頭が少し出るくらいの量の塩水を入れる
5.新聞紙をかけて放置する
6.流水で優しくこすり合わせながら洗って完了
塩水を入れ過ぎてしじみが水に完全に漬かると窒息するので、しじみの頭が出る程度の塩水を使って砂抜きをしてください。砂抜き中に新聞紙をかぶせておくとしじみが砂を吐きやすくなるうえに、しじみが吐き出す水によって周囲が濡れるのを防ぐことができます。
②時短するための砂抜きのやり方
【しじみの砂抜きで準備するもの】
・50度のお湯
・平たいバット
【しじみ砂抜きの方法・手順】
50度のお湯で塩抜きする手順は以下のようになります。
1.死んでいるしじみは取り除く
2.水道水で優しくしじみを洗い流す
3.バットにしじみが重ならないように並べる
4.しじみが浸かる程度のお湯を入れる
5.5分ほど放置して完了
50度前後のお湯にしじみを漬けると、身を守るために水分を吸収して短時間で口が開いて砂を吐き、しじみの身が柔らかくなります。お湯が熱すぎるとしじみが死ぬことがあり、50度より低い温度のお湯を使うと砂を吐きにくくなるため注意してください。
しじみの砂抜きの失敗を防ごう!
しじみの砂抜きを間違えて身に砂が残ったままになると、美味しく食べることができません。しじみの砂抜きをする際には、水の量や放置する時間などに気を付ければ失敗を防ぐことができます。しじみを正しい方法で砂抜きをして、美味しく食べましょう。