ヤマボウシの実は食べられる?毒はない?味わい・効果や活用レシピを紹介!
ヤマボウシの実はどんな実なのでしょうか?見た目や毒の有無・美味しく食べられるかなど気になりますよね。今回は、ヤマボウシの実の〈見た目・収穫時期・食べごろ・効果〉などの特徴にくわえ、ヤマボウシの実を〈ジャム・果実酒・ドライフルーツ〉にして美味しく食べる方法を紹介します。食用ヤマボウシの販売商品・価格も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ヤマボウシの実とは?
ヤマボウシはミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属に分類される落葉高木で、6~7月に花が咲きます。過去に見かけたことはあっても、ヤマボウシの実を食べたことがある人は少ないかもしれません。ここでは、ヤマボウシの実とは何かについて説明します。
ヤマボウシの実の見た目や収穫時期・食べごろ
ヤマボウシの実は集合果と呼ばれる、複数の果実が集まった形状の丸い形をしており、 集合体恐怖症の人からは気持ち悪いと言われることもあります。1つの果実の大きさは1~3cmで3㎜程度の種を含んでおり、色は赤みの強いオレンジ色です。その果実の見た目の美しさから、個人庭園や公園にシンボルツリーとして植えられていることも多いです。
ヤマボウシの果実は9月ごろ実り、木に赤い果実をつけたタイミングではなく、手で触った時に柔らかいと感じる時が食べごろとなります。ヤマボウシの実は熟すと落下するので、地面に落ちたタイミングの方が美味しいと考えられます。
ヤマボウシの実の効果・効能
ヤマボウシの実には、以下のような効果・効能があるといわれています。
・疲れ目の改善効果
・疲労回復効果
・肥満防止効果
・花粉症の予防効果
・抗酸化効果
・美容効果
・活性酸素の抑制効果
・生活習慣予防効果
・皮膚と粘膜を正常に維持する効果
・免疫力の向上効果
・心臓や血管、目、脳の健康を維持する効果
・抗菌作用
上記のような効果を担っているのがアントシアニンとβカロテン、シアニジンです。アントシアニンはポリフェノールの1つである、色素成分です。βカロテンは摂取すると、体内でビタミンAに変換されて同様の働きを担います。シアニジンはアントシアニジンの1つで、これらの相乗効果によって健康増進に役立つといわれています。
ヤマボウシの実は安全に食べられる?毒はないの?
ヤマボウシの実は触ると皮がつぶつぶしていることもあり、食べても安全かを疑問視する人もいるでしょう。また生食に適しているのかも、気になるところです。ここでは、ヤマボウシの実は安全に食べられるのかについて説明します。
ヤマボウシの実は毒がないので食べても平気
ヤマボウシの実は毒がないので、食べても問題ありません。ヤマボウシの実によく似ているものにハナミズキの果実があります。こちらは果肉がほとんどなく、毒性があり食べられないので注意が必要です。ヤマボウシの実は様々な方法で食べられるので、試してみることをおすすめします。
ヤマボウシの実の味わい・風味
ヤマボウシの実の味わいは、以下のような果物に似ているとされています。
・マンゴー
・バナナ
・あけび
・枇杷
ヤマボウシの実は上記の果物と同様に甘い味わいで、食感の粘性が高いとされています。梨のシャリシャリした食感よりさらにジャリジャリとした、特徴的なものであると評判のようです。以下のコメントにもあるように、庭に落ちているものを一度食べてみると病みつきになる美味しさと考えられます。
いもとあずき
@s8s3x
ふと見上げたら庭のヤマボウシの実が赤くなってた✨
ああ、私がブドウの箱詰めに明け暮れている間に季節は移り替わっていたのだね🍒
落ちてた実を拾って1個だけ食べた。味は甘柿かマンゴーみたいな感じかなぁ。小さい種が複数入っていて、食べるというより「味わう」って食し方😆
ヤマボウシの実の食べ方は生でもOK!
ヤマボウシの実の食べ方として、以下のものがあげられます。
・生食する
・ジャムにする
・果実酒にする
・ドライフルーツにする
熟したヤマボウシの実は生食することができ、半分に割ってスプーンで果実を食べて皮を残すのが基本です。外皮と種はかなり硬いので生食する際には取り除いてから、果実を食べることをおすすめします。また皮と種を取り除いたヤマボウシの実を凍らせて、シャーベットにようにして食べる人もいるそうです。
乾燥させてドライフルーツにする際も、皮を取り除いた方が美味しく仕上がります。ジャムや果実酒の場合は砂糖を加えるので、皮を残しても問題ありません。