さつまいもの洗い方は?皮に農薬・毒はない?洗った後の保存法まで紹介!
さつまいもの洗い方を知っていますか?きれいに洗って安心して食べたいですよね。今回は、さつまいもの皮・ひげの毒の有無や農薬の落とし方にくわえ、さつまいもの洗い方を動画付きで紹介します。洗ったさつまいもの保存方法・寝かせ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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さつまいもの洗い方は?水洗いでいいの?
秋が近付くとスーパーに沢山並ぶさつまいもですが、土や蜜が皮についているものが多く、洗い方に困ることがあります。さつまいもは、他の野菜と同じように水で洗えばよいのでしょうか。ここでは、さつまいもの洗い方や農薬の危険性の有無などについて詳しく紹介します。
さつまいもの洗う前の下処理は?ひげ・皮の毒や農薬の心配は?
さつまいもは土がついた状態で売られていることが多いですが、表面の土を洗う際にどのような下処理が必要なのか悩むことがあります。ここでは、さつまいもを洗う際のポイントや、皮やひげの農薬の毒性の有無について詳しく紹介します。
①洗えばさつまいもの皮の農薬の心配はない
さつまいもは食べる前に水で洗えば農薬の心配はなく、ひげや芽も含めて安全に食べることができます。さつまいもは病気や害虫に強いため、有害物質や農薬が使用されることは少ない野菜です。また、米農務省と食品医薬品局のデータによると、さつまいもは農薬残留量が少ない野菜の13位に入っていることからも安全性が高いことが分かります。
②さつまいもの皮や芽・ひげに毒はなく取らなくてもOK
さつまいもに付いている皮や芽、ひげには毒は含まれていないので取り除く必要はありません。じゃがいもの芽にはソラニンと呼ばれる毒がありますが、さつまいもとじゃがいもは分類が異なるためさつまいもの芽に毒性は含まれていないのが特徴です。そのため、さつまいもから芽が出た場合も安心して食べることができます。
ただし、芽が出たさつまいもはそこから養分を吸い取られ表面にシワが入ります。このような状態になったさつまいもは風味が落ちるため、芽が出る前に食べ切るようにしましょう。
③さつまいもの切り口・表面の黒い部分は取り除こう
さつまいもの切り口や表面の黒く変色した部分は、取り除いておきましょう。さつまいもが黒くなる原因は、さつまいもに含まれるヤラピンやクロロゲン酸、あるいは低温障害によるものです。
ヤラピンとは、さつまいもの切り口から出る白い液体を指します。ヤラピンは空気に触れて酸化することで黒く変色する性質があります。ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、アルカリ性のものに反応して緑色に変色するのが特徴です。ヤラピンとクロロゲン酸によって変色した部分は食べても問題はありませんが、硬かったり苦かったりする場合があります。
また、さつまいもを気温の低い環境に置くと、細胞が傷むことで低温障害を起こして黒く変色します。低温障害を起こしたさつまいもは、甘みを失い苦味が強く出るため、調理の際は変色した部分を切り落としたほうがよいでしょう。
(*さつまいもが黒い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもの正しい洗い方
さつまいもに付いた土や汚れは、以下のような手順で洗い流してください。
1.さつまいもを水に5〜10分程度漬けておく
2.手やスポンジで優しく擦りながら水洗いする
調理するまで時間がある場合は、あらかじめさつまいもを水に漬けておくと、汚れや土が浮いて表面の溝の部分までしっかりと洗うことができます。水に浸ける時間がない時は、柔らかいスポンジで擦ると綺麗に汚れが落ちます。手頃なスポンジがない場合は、キッチンペーパーやたわし、丸めたアルミホイルで代用することも可能です。
さつまいもを洗う際の注意点は?
さつまいもの表面の土はスポンジや手で水洗いするだけで落とすことができますが、洗う際にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。ここではさつまいもを水で洗うタイミングや、洗い方に関する注意点について詳しく解説します。