きゅうりのとげとげの取り方は?なぜあるの?実は新鮮な証拠って本当?
【メヘへ農園監修】きゅうりのとげとげ・イボイボの取り方を知っていますか?とげつきのきゅうりをそのまま食べるのではなく、安全に取りたいですよね。今回は、きゅうりのとげの取り方を動画とともに紹介します。きゅうりのとげのとげが刺さったときの対処法にくわえ、新鮮な証拠などきゅうりのとげがなぜあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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きゅうりのとげを取りたい…。とげはなぜあるの?
家庭菜園などできゅうりを育てると、表面に鋭いとげが付くことがあります。きゅうりに付いたとげは、そのまま食べても問題ないのでしょうか。きゅうりにとげがある理由と鮮度との関係性について解説します。
きゅうりにとげがあるのは「自身を守る」ため
きゅうりにとげがあるのは自らの身を守るためで、農林水産省は以下のように述べています。
市販(しはん)のきゅうりの中には、白い未熟(みじゅく)な種(たね)が見られると思いますが、本来(ほんらい)きゅうりは種が熟(じゅく)すまでは、食べられたくないためにとげとげをつくって自分の身を守っているのです。
きゅうりの皮にとげがあるのは、完熟の状態になるまで動物に食べられないようにして身を守るためです。一般的に人間は未熟でやや苦味のある状態のきゅうりを食べますが、動物は完熟して苦味が和らいだ実を好む傾向があります。きゅうりの実が熟していくととげが柔らかくなり、完熟後に動物に食べられて種が運ばれ、子孫を残して繁殖することができます。
きゅうりのとげ(イボイボ)が痛いほど新鮮な証拠
触ると痛いほどとげが鋭く尖っているものやイボイボがあるきゅうりは、新鮮な証拠です。きゅうりのとげは収穫後すぐのものほど鋭く、時間の経過とともに柔らかく変化する性質があります。きゅうりの表面のでこぼこしたイボイボは、とげが生えていた跡にできるものであるため、イボイボがあるきゅうりも鮮度がよく美味しいと言われています。
きゅうりのとげの取り方は?
きゅうりのとげには毒はないため、口にしても問題はありません。しかし、家庭菜園などで採れたとげが鋭いきゅうりをそのまま食べるには抵抗がある場合は、どのような下処理をすればよいのでしょうか。ここではきゅうりのとげの取り方を4つ紹介するので、参考にしてください。
①きゅうりのとげを手でなで洗いする
きゅうりのとげを手でなで洗いして取る場合は、以下のような手順で行います。
【やり方】
1.きゅうりに流水を当てる
2.とげの流れに沿い、皮をなでるようにして洗い流して完了
上記の手順は、道具を使わずに簡単にきゅうりのとげを取りたい時におすすめの方法です。スーパーなどで売られているほとんどのきゅうりは、手でなで洗いする程度で取ることができます。きゅうりのとげが鋭く硬い場合は、手を傷つけないようにゴム手袋をはめて行うかスポンジでこすり洗いをするとよいでしょう。
②きゅうりのとげを板ずりで取る
きゅうりのとげを板ずりして取る場合の手順は、以下の通りです。
【やり方】
1.きゅうりをまな板に乗せる
2.きゅうり1本に対して、小さじ半分程度の塩をまんべんなく振りかける
3.きゅうりをまな板に押し付けるようにしながら、数回転がす
4.きゅうりを流水に当て、塩を洗い流して完了
板ずりは、日本料理を作る際によく行われる下処理です。板ずりをするときゅうりのとげが落とせるだけでなく、余分な水分が出て臭味が和らぎ、色味もよくなります。漬物や酢の物などを作る際の下処理として板ずりを行うと、味が染みやすくなって美味しく仕上がるメリットもあります。
③きゅうりの表面をピーラーでとげごと削る
手早くきゅうりのとげを取りたい時は、以下のように表面をピーラーで削るのがおすすめです。
【やり方】
1.きゅうりを流水に当てて洗う
2.フォークできゅうりの端の部分を指す
3.ピーラーを使ってとげを皮ごと削って完了
きゅうりは皮が柔らかい野菜のため、ピーラーを使えば力を入れなくても簡単に削ることができます。フォークできゅうりを指してからピーラーを使うと、とげが指に刺さるのを防ぐことができるうえに、きゅうりの端まで綺麗に削ることが可能です。